2014-01-01から1年間の記事一覧

-141115

法律飽きてきた。……半月で? 1.5年計画で資格を取ろうっつってんのに? そのうち予備校を検討して環境を変えよう。40ー万ー円ー。 ここ数ヶ月、色んな人に就職の話すっけど、素論から一般就職ってんですぐSimonsの名前出してくる人のなんつうか、サンプル数…

-141112

京/都/賞/ワークショップ W/i/t/t/enっていう、素粒子業界の一番偉い人がなんぞそんな名前の賞をもらったらしくて、そんで京都にいらした折に研究会である。こういう、受賞に際しての研究会とか、わりと思い出話多めの和やかなやつかなーとか思ってたら、思…

渡辺佑基 『ペンギンが教えてくれた 物理のはなし』

バイオロギング、野生動物にGPSとかの計測装置をつけて移動距離なんかを調べる、わりと流行りの動物行動学の手法で分かった、最近の研究の話。それで色々な動物の泳ぐ速さや潜水時間なんかを集めて、体の大きさと一緒にプロットしてみるとあら不思議、なんか…

オリバー・サックス 『妻を帽子とまちがえた男』

脳疾患、特に右半球の疾患によって、幻肢や失認などの不思議な"感覚"に陥ってしまった臨床例を、30年くらい前の臨床医がエピソード的に語る。まあ時代的なこともあって、外からでは何が起こってるのかが分かりにくい症状に苦しんでる(苦しんでない人もいるが…

-141110

2冊目の本を読み終わって、次に読みたい本を大学の図書館で検索すると、法学部図書館の書庫にあるらしくて、そこに取りに行く俺はなんなんだろうという気がしてくる。『パリ条約講話』っていう本で、なんか特許の国際条約を話し言葉で解説した本ですよーなん…

-141104

修論を書こうとしている後輩に、「まあ遺言だと思って聞いておくれよ……」なんて言いながら、次にやろうと思っていた話を教えている。研究! 専念! 義務! 法律の本は2冊目の概説書を読んでいる。前の本が、法学初めての人向けに、法律の存在する意義みたい…

森田季節 『アルケミストの終焉創造術 2』

お色気シーンとか、なんか情報量がない場面が多い気がするんだよなあ……。そこ読ませたいなら読ませたいでいいけど、せっかく変なもの書ける作者なんだから、読ませたいところを変にして欲しいとは思う。アルケミストの終焉創造術《ニルヴァーナ》2 (GA文庫)…

支倉凍砂 『マグダラで眠れ 6』

恋心を動機にして物語を動かし始めてしかも開き直っちゃってるし、いつの間にやら完全に前シリーズと同じパターンだが。マグダラで眠れ (6) (電撃文庫)作者: 支倉凍砂,鍋島テツヒロ出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス発売日: 2014/09/10…

杉井光 『神様のメモ帳 9』

たった1つの冴えた結末に向かって、このシリーズらしいやり方で綺麗に締めた最終巻。まあ最後に自首する意味はなかったと思うけど。神様のメモ帳 (9) (電撃文庫)作者: 杉井光,岸田メル出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス発売日: 2014/09/…

紅玉いづき 『あやかし飴屋の神隠し』

結局前半分くらい少女小説じゃねえか! 現実と妖かしの際を彷徨いながらそこに執着せずに戻ってこられる、というあっさり感は男主人公だからなのか、かもしれない。あやかし飴屋の神隠し (メディアワークス文庫)作者: 紅玉いづき出版社/メーカー: KADOKAWA/…

鷲田清一 『京都の平熱』

京都で生まれ育った哲学者が、市バス206系統(駅から東に行って東山通を北に、そっから北大路で西に曲がって、千本から南行って大宮通から駅に戻ってくる、京都の中心部を囲う長方形型の経路)に沿って、各スポット("異世界への孔")に根付く思い出話から、哲学…

竹宮ゆゆこ 『知らない映画のサントラを聴く』

ラノベと呼ぶと怒られる文庫。親友を喪った無職23歳女と、その親友の元カレが、なんだかよく分かんないまま同棲する話。単巻ならではのスピード感が、このよく分かんなさを煽る。そのよく分からなさとは、その親友の喪失をどう葬送するかというのを上手く処…

須和雪里 『サミア』

耽美小説、表題作含む中篇3つ。濡れ場もあるけど、なんで濡れてんのか分かんない(なんていう腺から出た分泌液で尻が濡れてんだ?)話もある。遠い星からやってきた美形エイリアンと(身体を自由に変形できるから、もうやおい穴とかいうレベルではなく穴が自由…

-141029

そういえばD論をどのタイミングで書いておくかというのが微妙かも知れん。なんか博士号はあった方がいいらしいと聞いたのだな。 つうかですねえ、公募を出すか出さないかみたいな話、俺の気分だけが問題なんだと思ってたら、絶妙のタイミングで水を差された…

-141027

図書館で借りた『理系のための法学入門』みたいな本を読んでいる。法学の基礎的なところからやる話で、法の精神、人類の発展を価値基準として個人の権利を保証することが良いこととされ、みたいな話から始まる時の、法を司ることで社会を動かすのだ……という…

-141023

書類書き 来週の気分次第でどうとでも出来るように、書類の英語を直した。主に色んなものを複数形にして、あらゆる隙間に定冠詞を差し込む作業である。 しかしなんたって俺は、自分の書いた文章を読み返し始めるまでの腰が重い。ほんとにやる気にならないか…

丸島儀一 『キヤノン特許部隊』

1950、60年代にそれまでカメラメーカーだったキヤノンがコピー機に参入する時に、それまで技術的に独占していたゼロックスの特許をかいくぐるのに活躍した著者、まあこの事例ってのが知財分野ではかなり有名な話らしくて、その後は特許協会の理事長として国…

-141020

論文読み iPadがなくて実に捗らない。 5つ目の話 こないだどっかのポスドクからもらったメールについて、その元々のところを修論に書いてたりした後輩に「こんな話があって微妙なんだよねー、なんか分かったら教えてよ」って言っておいたんだけど、金曜の研…

-141019

書類書き なんか来月くらいまでに海外とかの大学のポスドク職の応募が開かれてて、その応募に必要な書類の中にresearch statementっていう、これまでの研究業績とこれからの研究の長期的問題意識と短期的研究計画みたいのをA4で数枚書くのがあって、先輩が去…

川上稔 『境界線上のホライゾン 7』

3冊計2600Pくらいで関東解放とネルトリンゲン。わりと展開がオーソドックスに見えるのは、苦戦は強いられるものの武蔵勢は各局面で勝っていくとこにある。その中でまずは羽柴側に新世代キャラを配置しつつも、武蔵側にも長太という若々しいキャラがやってき…

J. さいろー 『SWEET SWEET SISTER』

そういう場面の描写に長けてるエロゲライターの筆による、2人暮しの姉弟を中心とした官能小説。かなり紙幅があって、姉の友人やクラスメイトの転校生など色んな女の子にパターン豊かに責められる。姉の学校でのストレスを起因として、性交の快楽それ自身に、…

-141014

11つ目の話 論文を出す直前に一緒にやってる人と話してたら、「cmizunaくんならこういう計算も出来るはずだから、この論文を次までに読んどいてね!」なんて教えてもらった論文をつらつらと読んでいる。というか、8月に直接会った時にもこの方向の計算は勧め…

master groove circle Club Party“NIJIIRO”

3時間半くらいほぼMCなしで音源を流すし歌うからみんな飛んでねなイベント。まあI'veのライブって生音っつっても演者のイヤホンに音源流しながらやったりするし、今回みたいに音源に合わせて歌ってもそんなに違和感はない。 井内さんの回してたサイケトラン…

-141009

5つ目の話 arXivっていう論文サイト、まあこれが平日毎日更新されるんだけど、月曜の昼前の更新分に自分たちがやってることと丸被りしているやつがあって。まあ俺の1本目の論文からしてそうだったんですけど、そういう場合はまあ、先に出た論文の著者にメー…

PULLTOP 『神聖にして侵すべからず』

どこぞの住宅地に城を構えて、そこを領地とするファルケンスレーベン王国、その第63代女王として君臨するヒロイン瑠波と、それに仕える主人公隼人やそのクラスメイトたちの物語。ほぼ自称するだけで実権のない王国が、地域の住民たちに慕われてて成立してい…

-141005

5つ目の話 ちょっと手を進めて「あー、ヤバイのこっからかー」というとこまで来た。方針もあるしゴールもあるが、さて。 積ん読が雪崩を起こして片付けている途中、一緒に置いてあった、3年前に書いた同人誌を手にとって中を読んでみたら、思いのほかつらか…

-141004

5つ目の話 得意分野的に一緒にやってる人とわりと分業っぽくなってて、俺がやってる計算の大体の結果は先月の中頃に出てたんだけど(細かい議論の詰めでめんどいのは残っている)、もう一方の方もちゃんと出て結果も一緒になっているらしい。しかし俺の方で残…

-140928

5つ目の話 一緒にやってる人が京都に来た時に、気軽に得意げにこういう拡張をしたらいいですよ的な話をしたところがそう上手くいってなくてどうすっかなーというところ。ないならないでいいんだけど。セットアップを1から戻して新たに補助場とか入れてもいい…

米原万里 『真夜中の太陽』

2000年前後に女性週刊誌などに載せていた短い社会批評コラムを集めたもの。まあなんつうか、ロシア通だけあって、反米から来る反グローバリズムの話が多いんだけど、『ミセス』とか『婦人公論』とかの読者としての主婦層って、ある程度金持ってて、それをあ…

吉村昭 『羆嵐』

大正期の北海道であった有名な熊害事件、三毛別羆事件のドキュメンタリ。まあ概要をwikipediaで読むだけで充分怖さが伝わる話で、そこを3人称で淡々と書く前半は、種としての人の弱さが強調されてるくらいであんまり目立つところはないんだけど、後半、いざ…