2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

森田季節 『お前のご奉仕はその程度か? 2』

前巻までの設定的には、普通のハーレムラブコメを1つ上のメタでやってるんだと思ってたけど、普通のハーレムラブコメになってた。作者買いしてる身としては不安になる。お前のご奉仕はその程度か?2 (GA文庫)作者: 森田季節,尾崎弘宜出版社/メーカー: SBクリ…

一肇 『魔法少女まどか☆マギカ』

実力派ミステリラノベ書きによる、アニメ版の忠実なノベライズ。つか、一肇って、今ニトロにいるのか。最初にこの作者を手に取ったのが「leafにいた一一おやびんと間違えて」だったので、それがエロゲ会社にいるのはなんか不思議な感じ。 中身は、まあアニメ…

元長柾木 『星海大戦』

正統派スペオペ。続き物がありそうな感じ、というかまだ設定の説明と、群像劇の初めの出会いしかしてないからな。それぞれのキャラクターの内面についての、一枚隔てたような語り口は、やや元長っぽい感じもあるかも、くらい。ちゃんと終わるまで続いてくれ…

ヘミングウェイ 『海流の中の島々』

巨匠ヘミングウェイが、生涯世に出すことのなかった未完の大作。「海」を舞台にした3部作で、さすがのスケール感溢れる自然描写と、男臭い熱気に圧倒されて、そしてその中に予期されていた、その熱がふっと消えたあとの孤独に、下巻いっぱい使って苛まれ続け…

KOTOKO LIVE TOUR 2011 "ヒラく宇宙ポケット" @大阪・なんばHatch

ホール。思ってたより広くなかった。えー、こないだ出たアルバムを引っさげてのツアー。セトリは東京とかと同じなので略。 序盤はわりと普通に再現度高くて、「良いけど」って感じ。銭函で秋爽ごっこしたい。それから、ライブでは多分初の『YA・KU・SO・KU』が…

111025-27

修論 自分の論文についてTeXで打ち直す作業はおしまい。まあ、こっからですな。次はわりと最近出た、ちょっと俺の専門から外れ気味だけど俺の論文の結果が使われてて、しかもこれからの発展がありそう、みたいな感じで、触れないわけにいかない論文があるの…

111023-24

修論 まあ書いてるんです。今78KBですってさ。なんかエディタの関係で文字コードをUTF-8にしたんだけど、これ日本語が1字3バイトなのね。急に増えた。 いや修論ね、とりあえず今んとこ、自分らが出した論文2本をなぞってるわけですけど。まあ自分で一度計算…

111022

修論 30KB。1日10KB書かないとエロゲライターにはなれないと聞いた。

111021

修論 13KB。130Pだったら1日1P書いても足りないのだぜっていう絶望に気が付いてハゲた。書いても書いても増えない。 大概、ブログ、飽きてんですよね。おっぱい揉めないし。お薦めの本の話書いても誰も読まないし。みんなフンコロガシに丸められちゃえばいい…

-111020

修論 書き始めましたよー。まあ自分の持ちネタが1個しかないので、やることは学振の資料の時と一緒だし関/西/地/域/セ/ミ/ナ/ー/で喋った話と同じだしの、何とかの1つ覚え。今まで読んだ論文15本くらいを順番に並べて教員のところに持って行って「この辺こん…

竹井10日 『10歳の保健体育 3』

前巻の感動ラストだと思ってたのに。最初の20Pでもう吹いた。「え……」としか言いようがないよ。苦笑い。10歳の保健体育3 (一迅社文庫)作者: 竹井 10日,高見明男出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2011/05/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 44回この商品を…

竹井10日 『東京皇帝☆北条恋歌 9』

色んな方向に進んでいくなあ。まあある意味導入なので、もう少し様子見。東京皇帝☆北条恋歌 9 (角川スニーカー文庫)作者: 竹井 10日,要河オルカ出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2011/07/30メディア: 文庫 クリック: 6回こ…

砂義出雲 『寄生彼女サナ』

伝えたい強いメッセージ性を感じて、しかもそれを「寄生虫の美少女」という、ぴったりだけど荒唐無稽な設定にぶつける、という点で「あー、俺がラノベ読んでるのは、ラノベはこういうのが許されるからだなあ」って思えるくらいお気に入りだったんだけど、ま…

川岸殴魚 『邪神大沼 3-7』

ギャグラノベ、追いかけ損ねたのを終了直前に一気読み。相変わらずふざけた話を繰り返しながら、そのふざけた中でも隙を見つければふざけてくる。パロや時事ネタも使えるけど、やっぱり天丼の上手さが半端ない。最新刊が一番面白かった。ながれで侵攻!! 邪神…

紅玉いづき 『ようこそ、古城ホテルへ』

良質な児童文学みたいなラノベを書くことで評価されてきた著者が、遂に子供向けレーベルに手を伸ばした、シリーズ1冊目。導入から結末まで展開が早くて、しかも登場人物全員に見せ場を付けようとするから、テンポはいいけど、ちょっとせわしない。まあシリー…

田中ロミオ 『灼熱の小早川さん』

ただリアルなだけのスクールカーストなら誰にでも書けるのだけれど、やりすぎなくらい嘘を混ぜて「田中ロミオが書くお話」に出来ちゃうのがこの人の筆力。そういう意味で、ロミオの、戯画化して思いっきり上から見下ろす孤独感ってのは、スクールカーストと…

杉井光 『神様のメモ帳』

短編+中編+中編くらいの構成を強引に1本にした感じだけど、その行き先が本筋、彩夏とエンジェル・フィックスに切り込んでいく。相変わらず、どうしようもなく男臭くてどうしようもなく哀しい。神様のメモ帳〈8〉 (電撃文庫)作者: 杉井光,岸田メル出版社/メー…

森田季節 『エトランゼのすべて』

久々に、人に勧めたくなるくらい好きな本だった。元京大生の作家が、うだつの上がらない京大生の物語を書く。実在のお店の名前とか出てくるよ。そういえば俺、昨日、吉田山の喫茶店に行ったよ。 いやもう、完全に会長のふわふわした感じにやられて、最後の方…

ガー・レイノルズ 『シンプルプレゼン』

本の体裁を取っているけど実際は、著者がプレゼンのやり方について喋った(プレゼンした)80分くらいの付録DVDがメインで、それの字幕をほぼそのまま文字に起こしたのが書籍部分。内容は、細かい技術を具体的にどうするかよりも、どういうところに気をつけて準…

テクスト。 『デッドエンド』

PSP。大槻涼樹がシナリオのデジタライズド・ゲームブック、平たく言えばロスクリの『蠅声の王』辺りの続編。1本道で1プレイ5時間くらいかな。シナリオ的にもどうやらその作との世界観的な繋がりもあるらしいけど、俺はむしろ『長靴をはいたデコ』の方しかやっ…

111007-09

論文読み まあいろいろ読んでますよ。タイヒミュラー空間論は、一度自分でまとめないとだめだなあ。……それ、修論って言うんじゃないですか? その他は、前に自分らがやった3次元の計算をちょっと変えて、しかも4次元から落として来れるようにしたやつ。計算…

上田一生 『ペンギンのしらべかた』

マクロ寄りから野生のペンギンの生態について調べている、研究にスポットを当てた一冊。まあペンギンを好きな人で、既にペンギン18種の名前くらい諳んじれる程度の人が、「じゃあこれまで自分が読んできた本を、書いてた人たちはどんな人なの、どうやってペ…

111005-06

論文読み 月曜から読んでた論文が、古いせいで今と使ってる言葉が違う(cmizunaさんはタガログ語はわかりません。ひゃあああ)のと、まあ微妙に興味のあるところとズレているので、違うのを読むことに。次はタイヒミュラー空間論。遂に[math.AG]に手を出す羽目…

111001-04

論文読み まあ現実逃避ですけど。読んでたtetrahedronのやつが面白すぎて超満足。その次はなんか、20年くらい前のCFTのを読むことに。Virasoroに限らないchiral algebraで定義とか言ってるので、正直よくわからん。 先週も申しました通りパスポートが要るん…

Navel 『俺たちに翼はない -Prelude-』

本編発売の半年くらい前に出された、ショートストーリーと本編のプロローグとを合わせたような作。発売当時は「有料体験版」なんて揶揄されたものですが。現在、ファンディスクである『俺つばafter』と抱き合わせて売られ直されてることからも分かる通り、体…