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  • 京/都/賞/ワークショップ
    • W/i/t/t/enっていう、素粒子業界の一番偉い人がなんぞそんな名前の賞をもらったらしくて、そんで京都にいらした折に研究会である。こういう、受賞に際しての研究会とか、わりと思い出話多めの和やかなやつかなーとか思ってたら、思いのほかガチなやつだった。まあ数学の人は常にガチだよな。
    • あとはまあ、いろいろ最近は後輩に遺言という形でやり残した話を伝えてるんだけど、そんな中に1つだけとってある話があって、"8つ目の話"として半年くらい前にちょっと手を動かしてたりもして、まあどうせ物理じゃなくて算数なので、手が空いた時にでもやって博士論文にでもなればいいなあくらいの気持ちでいたやつ、あれが実は今年くらいにちょっと取り扱われていたらしいってんで、「へー」って思っている。まあ考えてる次元もやり方も全然違うんだけど。
  • その他
    • 法律は法律でちゃんと勉強してみると、かなりロジカルで、プログラミングみたいでわりと面白い。あらゆる状況を仮定して、かなり無茶な設定でもこういう場合にはどうだっていうことをちゃんと考えておいて、漏れのないようにしてあるというか。法文書を読んでると、言葉の定義が変数の宣言みたいで、別のところで定義した関数を、似てるけど違う話にも大体使えるとして、引数をその宣言した別の言葉に代えて準用(法律用語)してみたり。「へー、物理をやめるべきかどうかって、bool(やめる理由の有無)のtrue/falseで判断するんだと思ってたけど、そうじゃなくて続ける理由の有無のtrue/falseで決まるから、やめる理由も続ける理由も別にないボンクラは物理をやめるべきなのかー」なんつってさ。それは法文書に書いてあったんじゃなくて、先月末にメールで知らされたやつでしょう……?
    • そんで、今度は前にもちょっと言ったけど、特許関係の条約のお勉強してるじゃん、これはまたちょっと趣が違っててさ。なんかね、特許は特許でそれぞれの国の国内法であるものなのに、更に条約で特に全会一致しないと条文も変えられないせいで、とりあえずみんな賛成できるとこまで条約で決めておくから、細かい言葉の定義とかはそれぞれの国でやってね! みたいな感じらしくて。その、ロジカルな堅固さがあんまない。あと国内法だと、国内の法律学者が漏れのないように色んな状況を仮定してしょっちゅう議論してるんだろうけど、国際条約だとあんまそこまでのはなさそうな感じ。そのぶん、解説書を読まないとよく分かんないこととか多くて、それはそれで楽しい。

 俺の好きなエロ漫画家であるところの木谷椎に『ももいろstudy!』っていう作があって、天才ショタっ子がお姉さん塾教師やら幼馴染みやら義母やらとよろしくやるストーリーなんだけど、久々にそれ読んでたら、最後の1Pのエンディングに、ほとんど言葉だけ出してる感じで、そのショタからその塾教師に、「カリフォルニアの大学に飛び級入学して今はM理論の勉強をしている」みたいなメールが来る、っていう終わり方をするんだ。完全にそれ忘れてて、M-theoryのお勉強をやめた今、ほんとになんの意味もなく書いてある言葉なのに、不意に読んで軽く吐いてるよね、もう。半裸でトイレで読んでたから良かったものの……。なんかちょくちょくエロゲとかでもセカイ系になると、いきなり超弦理論出てきたりするし、普通の漫画でももう、『やさしいセカイのつくりかた』とか(物理部分の監修やってる人が、こないだうちの研究室に研究内容を話しに来てもらったくらいのドンピシャなアレだからな)も、こちとら1巻から初版で買ってる程度には好きな漫画なのに、もうどんな顔して最終刊を待機していいか分からないよ。ヴォエッってなっちゃうからね。トイレで。ヴォエッって。