紅玉いづき 『あやかし飴屋の神隠し』

 結局前半分くらい少女小説じゃねえか! 現実と妖かしの際を彷徨いながらそこに執着せずに戻ってこられる、というあっさり感は男主人公だからなのか、かもしれない。