2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

-121029

1つ目の話 トポストゼミ。前日に予習したはずなのに、最後の方に全然読んだ記憶が無い話があって「……あれ?」って思った。一応mirror symmetryの証明が完了したことになるらしい。 3つ目の話 算数の部分は分かった(計算が合った)けど、数学の部分はさっぱり…

ぱれっと 『もしも明日が晴れならば』

夏コミ再販版。家族同然に一緒に暮らしてきた幼馴染みが、恋人になった途端に急死してしまったけど、幽霊になって戻ってきた、という話。この幽霊、明穂が、まあいい女でな。いやまあ、去り際をわきまえたのをいい女と称するのもアレですけど、とにかく可愛…

-121025

3つ目の話 そのめんどくさいとこ、細かい数学的議論がめんどくさくなる前に既に、初等的な算数の部分での計算が合わなくてめんどくさくなってる。単なる超幾何微分方程式を出すだけなのになー。つまんなさ過ぎてびっくりする。 『脳のなかの幽霊』っていう、…

-121022

3つ目の話 英語に直したついでに、これまで1個放置してきた、まあ先行研究にもしれっと書いてあるし定性的に成り立つと思ってた式があったのを、ちゃんと詰めてみましょうと言うことになって。で、まあ、それを文献参照してみたら、かなりexplicitに求めた表…

益川敏英 『いま、もう一つの素粒子論入門』

2008年のノーベル賞受賞者の1人である著者が15年くらい前に『パリティ』に連載していたという、かなり薄めの場の理論の教科書。くりこみをほとんど無視して、実験の結果を時系列的に説明して標準模型に達する、あんまり見ないかもしれない設計。標準模型って…

支倉凍砂 『マグダラで眠れ』

前作『狼と香辛料』そのままみたいな世界観で錬金術師をやるよーみたいな話。そういう受けた部分を残しつつ、ヒロインが幼いぶん、前作より会話に丁々発止感が抜けて軽く読み流せてしまうようにしたのがいいことなのやら悪いことなのやら。マグダラで眠れ (…

杉井光 『生徒会探偵キリカ 3』

主人公、さり気にイラストに入ってくるのも含めて、いつもの杉井光のスターシステムと思いきや少しずらすんだなー。1巻の頃からどう見ても狐徹を倒すフラグがいっぱい立ってたわけで、それをどう飾るか。生徒会探偵キリカ3 (講談社ラノベ文庫)作者: 杉井光,…

竹井10日 『東京皇帝北条恋歌 10』

久々の続刊。キャラ表は旧世界新世界で2枚用意してくれませんかね……? 風呂敷の広げ止まり、ということで少し落ち着いた1冊。完結したらすごいな、これ。東京皇帝☆北条恋歌 10 (角川スニーカー文庫)作者: 竹井 10日,要河オルカ出版社/メーカー: 角川書店(角…

竹宮ゆゆこ 『ゴールデンタイム 5』

中身自体はあんまり内容無かったけど、ようやく登場人物同士の関係が出来上がって、これまでずっと序盤臭漂ってたこのシリーズが動き出した気配がある。2年待ったな。ゴールデンタイム5 ONRYOの夏 日本の夏 (電撃文庫)作者: 竹宮ゆゆこ,駒都えーじ出版社/メ…

杉井光 『楽聖少女 2』

無事続刊につき、目的と世界観を整理し直したような1冊。普通に良いので特に言うことはないなー。楽聖少女2 (電撃文庫)作者: 杉井光,岸田メル出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2012/09/07メディア: 文庫 クリック: 27回この商品を含むブ…

筒井康隆 『ビアンカ・オーバースタディ』

いとうのいぢイラストを携えて筒井康隆がラノベ参入、最初の10Pくらいの設定と情景描写くらいまではまさにラノベで「すげえ! さすが筒井康隆、なんでも出来るな!」と思ったけど、美少女キャラが喋り始めればあっという間に昭和エログロに、そこにちゃんと…

森田季節 『いまいち萌えない娘』

2年くらい前に神戸新聞の人材広告に「右のキャラクターがいまいちいけてない(萌えていない)理由を3つあげなさい。」という文章で登場したキャラクター、いまいちさんを、地元神戸出身の森田季節が小説化。なんかまとまりも設定もばらばらな短篇集で、共通…

杉原厚吉 『理科系のための英文作法』

初心者が英語を安全に、つまり伝えたいことに対してその英語の拙さが邪魔にならないよう書くための指南書。一人称の視点をあまり移動しないとか、前の文に出てきた要素を先に出して最後に新たな情報を付け足す、とかの、「まあ、そうかな」という感覚の部分…

Milne 『Winnie-the-Pooh』

くまのプーさんの原作。出てくる動物たちが、みんなちょうどよい脱力加減の駄目っこ動物っぷりで、真剣に話し合ってアホみたいな勘違いをしている様子は「どうしようもねえな……」という面からの愛らしさはあるものの、その中でもプーさんがアホなことを言っ…

121018

1つ目の話 トポスト自主ゼミ発表。ぐだぐだだったけど、しかしみんなで読んでるレビュー論文の説明があまりに端折りすぎてて発表者殺し。holomorphic anomaly equationとか、式1つも使わずに説明してるんだぜ。 3つ目の話 今までの話を英文に直して少し体裁…

-121007

1つ目の話 トポロジカルストリングゼミの予習。ようやく物理が始まって俄然面白くなってきてはいるんだけど、しかしあんまり説明が詳しくないので、まあ大変。自主ゼミ的にはいいんだけど。次回くらいに俺も発表するけど、どうすんのかね、これ。2d(2,2)thy…

Lose 『ものべの』

山奥のド田舎に、妖怪と人間が共存している村があって、そこで生まれ育った主人公たちヒロインが久々に帰省する、という粗筋で始まる現代和風伝奇、かな。わりと明るくストレスフリーなストーリーなので、あんまあれだけど。見れば分かるけどロリゲー。予約…

幸田文 『雀の手帖』

1959年、というより昭和三十四年、という方がしっくりきますけど、その1月途中から5月くらいまでの100日分、1日2Pくらいの短い随想を連ねたもの。書いてあること自体はすごく普通で、「普通のおばあちゃんか」っていう感じなんだけど、それを読ませるのは、…

ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ 『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 1』

忍殺、待望の書籍化。挿絵もデザインもちゃんとしていて実際お得だ。とまあ、最大の特色であるニンジャ文体を下手糞に模写して煽るのが正当なんだろうけど。これが意外と、ちゃんとディストピアめいたサイバーパンクとして面白いエピソードがこの後に続くん…

三田誠,虚淵玄,奈須きのこ,紅玉いづき,しまどりる,成田良悟 『レッドドラゴン 2』

TRPGのリプレイの体をとった物語、2巻。本格戦闘もあってサイコロの神が大暴れさ。派手な狂言回しとしてキャラに徹する虚淵きのこ成田組、そして物語の王道主人公のように顔を上げるしまどりる紅玉組。物語が物語の形を取り始めて、これは面白いことになって…

小菅正夫 『「旭山動物園」革命』

旭山動物園の園長として今のブランドを作り上げた著者が、低迷期当時、あるいは伸びてきてから、何を考えていたかを記した本。まあ、よく「ありのままの動物をいきいきと見せるようにした」なんて言われる旭山動物園ですけど、まあ客側が動物の面白おかしい…

泉鏡花 『婦系図』

通俗小説として有名な、恋愛の模様であり家の模様であり江戸っ子の義理模様でありの物語。前半の元芸者との人目を忍んだ結婚生活、それを許さない師弟関係なんかは、さすがの文体の美しさと江戸っ子の粋で堪らなく読ませるんだけど、後半、特に最後のなだれ…

-121002

1つ目の話 topological string自主ゼミ3回目。toric graphとかいっぱい書いた。今回の発表担当者が数学の人だったんだけど、論文では3次元の例を描いてるところを「まあ、1次元でやっても同じなので」って1次元のグラフを描いてるのを見て、やっぱ物理の人は…