2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『グランド・ブダペスト・ホテル』

平面的で奥行きのない(あるけど)画面構成の中で表層的な会話がテンポよく進んでいくのが、なんか知らんけどあの時代の東欧の雰囲気に異様に合っていて、何も残らなくてえらく小気味のいい映画。映画好きなら、って感じする。

『舟を編む』

非コミュだけど言語感覚を買われて辞書の編纂に携わることになった主人公の15年間を描くものである。まあその非コミュ云々で困るのは最初の一瞬だけで、それも初期段階で大家さんという理解者はいるし、好きな本を買うだけの金もある、会社の方もちゃんとあ…

-140625

研究会 最新の論文を「いつか読む」フォルダに積み続けた結果、読んでる論文が1年前の、とかなっていると、今出ているやつみたいな年次報告会みたいな研究会は知らない話ばかりで楽しいのである。 トピックごとに会場が分かれて同時に複数のトークをやるパラ…

-140622

すくーる 出張の前半、講義を聴く1週間が終了である。トポストの講義とか面白かったが(holomorphic anomaly eq.とかちゃんとやってくれる人ってあんまいない)、如何せん時間が短くて、なんか3倍の時間で聞きたかった気もする。まあ、いずれ講義のビデオが公…

どこにもいけない

えー、2年連続で時差のあるところでのお誕生日となり、もうよくわかんないといえばわからんのですが、6月20日の俺の誕生日を祝して、雑に1年を振り返ります。 ブログ わりと苦労しないで手癖だけで色々書いた気もするが、まあ嫌なことがあった時に書くブログ…

-140617

講義 昔のことを丁寧に講義する人と、最近のことをさらっと普通のセミナーみたいに話す人とがいるのだなあ。淡々と聞いている。 アメリカに来たので折角だしウンコの話をします。いいですか、今からウンコの話をするのです。なんかさあ、参加者用の宿舎が2つ…

『(500)日のサマー』

不思議な魅力で勝手気儘に男を振り回すサマーと、それにベタ惚れて振り回される男の話である。確かに序盤の出会った直後とそれからいちゃこらしてる間のサマーは異様に可愛いが、途中で時間軸を前後して入ってくる、サマー側が勝手に見切って関係がうまくい…

『アナと雪の女王』

どーせCGと音楽だけの映画でストーリーないんだろと思っていたら、知り合いの女の子曰くそんなことないらしい、ならばと言って、飛行機の小さい画面でしかも轟音であんま歌も聞こえない中で見るという暴挙である。 なんかねえ、その知り合いの子もwebの感想…

-140611

論文読み 予習リストの最後2つ、ブラックホールの話。周りでBHやってる人の話を聞いてて、ナイススライスって言葉を聞くたびに、ナイススティックにスライスハム(とシャキシャキレタス)を挟む食べ物を想像してたんだけど、全然関係ないことが分かった。 最後…

-140608

論文読み アメリカ出張の予習。2週間前に前の文献紹介の用意でスケジュール組む時に、普段のお仕事で読む論文なみにじっくり読んでも予習リストの全部読めるかなーなんて思ってたら、ここに来て急に予習リストに追加が入ったので、急遽わりとざっくり読む感…

村上春樹 『女のいない男たち』

女のいない男たち、いなくなった男たち。用意してあった場所が空白になっているのに、自分で目を向けられるかどうかが、どんな形の空白であるかよりも重要な問題になっている気がする。静かな話が多い。(この作者独特の言葉で)何かを比喩させるためにあるか…

樋口司 『ウサギツキ双魔鏡』

うーさーのスピンオフらしいがほぼ関係ない現代異能ラノベ。構成だけ杉井光のクレジットがあるけれど(池袋という設定とか、最後の警官の出し方とかそれっぽい)、それよりは誰がどう企画したのかが気になる。ウサギツキ双魔鏡 (MF文庫J)作者: 樋口司出版社/メ…

築地俊彦 『艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します! 2』

公式ノベライズでキャラは沈ませられないとか縛ると、わりとこの方向はつらいですよね……。ガンパレとは。艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します! 2 (ファミ通文庫)作者: 築地俊彦出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン発売日: 2014/05/29メデ…

浅田次郎 『鉄道員』

短篇集。なんかどれも、好き勝手やってきた男が女神みたいな女に勝手に許された気になる話ばっかりで、かなり鬱陶しい。鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)作者: 浅田次郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/11/15メディア: Kindle版購入: 2人 クリック: 1回…

PULLTOP 『遥かに仰ぎ、麗しの』

ちょう僻地にあるちょうお嬢様学校に赴任することになった新任教師が、そんな僻地学校に幽閉されるくらいの問題児お嬢様たちと恋に落ちる話、なんつって、まあ今どき珍しいくらいに「君の見初めた美少女のトラウマを解決して恋に落とそう!」みたいなストー…

-140605

文献紹介 喋ってる最中も大概アレで、途中で黒板に式を書きながら「これを細かく板書したところで誰も喜ばないなあ」ということを考え始めて、最終的にチョークの石灰岩を構成する太古の植物に思いを馳せながらの発表であった。身を粉にする、粉骨砕身を物理…

-140601

論文読み 文献紹介用。一応何を喋るかの用意はまとまったかな。2次元mirror sym.のことが少し分かったのと、あと終盤の計算がやや無茶。俺のやりたいこともこんなしんどい計算になるんだろうか。parallelで全部済めばいいなあ。 昨日か。立川志の輔独演会っ…