2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

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論文読み スタッフも一緒にやる勉強会での発表が回ってきそうなので、前に読んで面白かった論文を発表用に読み直して整理することに。まあ、他の人にとって面白いかはよく分からんけど。 3つ目の話 前のところからちょっと進んだんだけど、「進んだってこと…

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1つ目の話 トポストゼミ。結局「使うところは自分で勉強しよう」以上のことは得られず。まあでも実は、ちょっと「これってこういうことだったのか」があったので、そのうち参照しようと思った。次回か次々回が最終回ってことで合意が得られたのでがんばろう…

『ブラックブック』

深刻さは違うけど、こんな感じで関わった人々の全てが上手くいかなくなるような人、いるなーって思った。その人自体は全然悪くないし頑張ってるんだけど。その人に関わりたくないと思うんだけど、それを疎外しようとすると虐めに近くなるのでアレ。

『トウキョウソナタ』

小泉今日子が良かったけど、なんか、閉塞感の質がどうしても、震災前って感じ。

アラン・シリトー 『長距離走者の孤独』

WW2後すぐくらいのイギリスの、貧しい街の労働者たち、不良少年なんかを主人公にした短編集。翻訳なのでそれは掴みづらいけど、実際に作者もそんなところ出身で、方言バリバリの地に足のついた汚い言葉で率直に語られているらしくて、確かにその「目の前にあ…

『希望の国』

園子温監督の、原発事故を題材にした映画。福島の数年後にまた、架空の町である長島県で原発事故が起きた、という設定の物語。避難地域の内外、年齢などで、それまで一緒に暮らしていた人たちがバラバラにされるという、原発という明確な敵を持った純粋な怒…

Liar-Soft 『腐り姫』

パッケージ版はプレミアが付いていることでもお馴染みの、Liar-Softの旧作。これがダウンロード版で普通に買える時代になったというだけで、少し長生きをした甲斐があるというものですよね。手描きの色を強く打ち出した背景画像の、その一部としてキャラの絵…

-121121

1つ目の話 トポストゼミ。研究に一番使うところがさっぱり分からないし先にも進まない。修論組もいるしもうやめよう。 3つ目の話 外国にいる共同著者にこれまでの原稿をまとめて送った。2日後に感想が帰ってきた。うれしい。同人誌が売れたとき並にうれしい(…

才能が貴方に傅く。貴方に傅く才能。

どうもこんにちは。好きな言葉は研究専念義務、cmizunaさんです。えっと、まあ告知エントリが1週間近く1番上に表示されてましたが、その日曜の文学フリマ、行ってきました。2月に出した既刊『こころりはびり』の残部と、あとは新刊の『みぎひざりはびり』ね…

第十五回文学フリマ告知だよ

どうもこんにちは、好きな言葉は研究専念義務、cmizunaさんです。 それでですね、前にもちょっと言った、2012/11/18(Sun)にやる、第十五回文学フリマってのに参加して、新刊を売ります。 ようやく入稿したので(あぶなかった)、あと1週間ないですが、まあそれ…

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3つ目の話 外国にいる共同研究者にこれまでの原稿を送ろうとする、その直前に色々振り返って、大体成り立つと思って放置していたり文献から引っ張ってくればいいやと思ってたりしてた式を、導出しては文末に付け足してる内に、appendixが本文と同じ長さを占…

倉橋由美子 『毒薬としての文学』

戦中産まれくらいの著者の、30年分くらいの中からの選りすぐりとして選ばれた随筆集。後半は文学者批判がメインか。初めて読んだ人だけど、なんというか、頭のいい、それでいて凄く冷静な人、という印象。おかしいものをおかしいと言えるだけの力が存分にあ…

マイケル・サンデル 『これからの「正義」の話をしよう』

富の分配とかaffirmative actionとかの身近な正義の問題を、思考実験を通して徹底的に考え抜くことを目的とした本。ある意味ではそこの問題提起だけが重要で、特に単一的な結論は出ない。読んでるぶんにはわりとリベラル寄りの人かな。そう、最初はそういう…

ローワン・ジェイコブセン 『ハチはなぜ大量死したのか』

数年前に少し話題になった、飼ってるセイヨウミツバチが急に大量にどっかいなくなってしまうというCCDという謎の現象を探る、ことをきっかけにして、現在のアメリカの養蜂産業のあり方とその根本的な問題点を探る。なんか、著者がわりとナチュラリスト寄りの…

芥川龍之介 『歯車 他二篇』

最晩年、自殺直前に書かれた短編3つ。特に『歯車』は難解なことで知られてる一作ですな。具体的には、回っている半透明の歯車という幻覚を見つつ街を歩きながら、レインコートとか鼠とかのモチーフ、それに色の種類なんかに対する直感的な危機感に怯えて逃げ…

『スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!』

わりと似てるっつうか故意犯的にセルフパロディとも言える『ハートキャッチプリキュア!』を久々に見返すと目につくのはその色の淡さで、対して『スマイルプリキュア!』のどぎつい原色の持つ派手さは、それはそれでクールだったりする。普段は登場人物全員…

-121110

1つ目の話 トポロジカルストリングの自主ゼミ。braneを導入してChern-Simonsを出すっていう、まあ今回参加してる物理屋さんたちが一番使うとこ。発表者が何も説明せずに「論文には〜って書いてある」しか言わなかったので、「早く帰って論文を読みたいなあ」…

-121106

論文読み なんか、何ヶ月か前から、1日に3時間だけ新しい論文を読む、とかやってて、まあ1週間に3,4本くらいは流し読みしている。大体まだ、何を読んでも面白いですね。 3つ目の話 参考にしてる論文からわりと初期の段階で2倍ズレてたんだけど、そこで無理矢…

-121102

3つ目の話 その、めんどくさいなーって思ってるところが、概ねの方向性として解決したことになっているらしい。計算してる最中はびっくりするくらい何もかもがおかしくて、論文に書いてある式を2本書き写してそれを足すと論文からずれる、今まで正しいと思っ…

ラマチャンドラン 『脳の中の幽霊』

幻肢の治療で有名なラマチャンドランが、自分の両親が偽物にしか見えなくなるカプグラ症候群とか、視界の左半分のことが意識の中に入らなくなる半側無視とかの不思議な症例について脳や神経の働きから説明していきながら、脳の進化や自己意識と身体の関係に…

谷崎潤一郎 『幼少時代』

70歳くらいの谷崎潤一郎が、自分の持ってる一番古い記憶から小学校卒業くらいまでのことを、事細かに書いた本。なんか、遠出をした時に電車で乗り合わせた少女の美人だったこと、みたいなのが書いてある。特に、書いた時点で失われていた昔の江戸のことを書…