2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

080329-30

Ryder 『Quantum Field Theory』 9-3 質量と結合定数の定義を無限大に変えてwave function renormalization constantを導入して、ラグランジアンにカウンター項を加える。φ^4の場合ver.。摂動だけど大丈夫。 9-4 くりこみ群。次元合わせに使った質量μを位相…

恩田陸 『夜のピクニック』

最近の新潮文庫ってのは文字が大きいんだなあ。学校行事で80kmだかをみんなで歩く青春小説。キャラがラノベみたいにしっかり立ってるのと、なかなか話が進まない前半部分と、登場人物のテンションの緊張に伴って急に話が進みだす後半とでメリハリが利いてい…

080328

Ryder 『Quantum Field Theory』 8-4 電子のペアが低い温度で同じ量子状態に落ちるのがBE凝縮。超伝導への要約。 8-5 Weinberg-Salamの電弱理論。SU2×U1のゲージ対称性やら。そうだよ、君の胸にゴールを決めたんだ。 9-1 superficial degree of divergenceで…

国木田独歩 『武蔵野』

日本の自然主義文学の先駆者、国木田独歩の言わずと知れた代表作『武蔵野』を含む短編集。全然読むスピードが出ない、というか出来るだけゆっくり読みたいと思わせるような豊かな自然描写がたまらん。個人的には自然主義ってあんまり得意じゃないんだけど、…

原田宇陀児 『新興宗教オモイデ教 外伝 2』

まあ、思ってたよりもずっと早く出ましたね、続編。といっても今回は2巻構成の前半だけの尻切れトンボなので、今夏発売予定らしい3巻待ちかな。「起」の部分が多くてあんまり読ませどころがない。猫化と風呂の場面くらい。次の巻が出てから一緒に買った方が…

080325-26

Ryder 『Quantum Field Theory』 7-5,6 BRS変換からSlavnov-Taylor identities。 7-7 変換行列のユニタリ性からもghost fieldsの必要性が得られる。 8-1 自発的な対称性の破れから、質量を持たない場が出てくる。 8-2 GoldStone bosonはいくつまで出てくるの…

舞城王太郎 『好き好き大好き超愛してる。』

この人の本は初めて読んだけど、まあ変な日本語だなあ。一息で大量の直感的な言葉を呑ませる物量とスピード感で崩して、んで更に世界観もまた妙に歪んでるから、なんだか変な読後感。ややもすれば中毒性あり。個人的には、中学生の頃に読んでたらえらいこと…

080320-24

Ryder 『Quantum Field Theory』 つか物理系って定員割れてんのな。仕方ないからもうちょっと物理やろう。 6-8 相互作用のグリーン関数がわかったから散乱断面積を計算できるようにしよう。まずは散乱行列から。計算だけ。 6-9 πp散乱で具体的に。2次の項の…

中島聡 『おもてなしの経営学』

user experienceをおもてなしと訳してアップルや任天堂が支持を得た理由を書いた第1章、著者の経歴を生かしてアメリカの現況を中心としたIT産業の概観を示した第2章、そして後半を対談が占める。この後半の対談相手のラインナップ(ひろゆき、古川享、梅田望…

『すごい!アニメの音づくりの現場』

アニメの音響監督のインタビュー集。といってもめくるめく枕営業の話ではなく、手がけた作品を見る限り日本のほんとに第一線級の音響監督を揃えて1人1人にかなりしっかり話を聞いていて、総勢12名(効果やミキサー含)300P弱にわたるインタビュー集は読み応え…

桜庭一樹 『竹田くんの恋人』

ラノベだった頃の桜庭一樹。みさくらなんこつが挿絵やってるのもあって中盤辺りは完全にラノベラノベしてるんだけど、メタギャルゲを意識した少女とか、第一章の物語が起きる前にプレイヤー側じゃない方の少女の動機をしっかり書こうとしてるあたり、なんと…

照屋華子,岡田恵子 『ロジカル・シンキング』

プレゼンとか報告書の類を書くためのフレームワークの使い方が書かれた本。ロジカル・シンキングというよりは本文中の言葉を借りてロジカル・コミュニケーションという書題にすべきなのかとも思うけど、相手に期待通りの反応をしてもらうことを意識して資料…

アラン・グリーンスパン 『波乱の時代』

長らくFRBの議長を務めて「マエストロ」の称号を持つアラン・グリーンスパンの自伝。上巻は今までの半生を振り返り、下巻は世界経済を分析する。上巻はかなり色んなエピソードが含まれていて1つの読み物としてかなり面白かった。ポジショントークと本音の差…

080318-19

Ryder 『Quantum Field Theory』 英語で書いてるのはすなわち和訳がわからないもんだと思ってくれるといいです。別に自分で理解する分には困りませんがすこぶる頭が悪そうですね。 6-3 ソースJに対しての真空ー真空の遷移振幅Z_0が自由粒子のグリーン関数τのg…

080317

久しぶりすぎてこのタグの書き方を忘れた。 Ryder 『Quantum Field Theory』 5-3 クーロン散乱。前章までのBorn近似とかをクーロン散乱に応用。微分散乱断面積を出してみたらラザフォードの公式へ。 5-4 Functionalとは何ぞや。関数を食って数を吐く。どう訳…

谷川流 『絶望系 閉じられた世界』

この設定なら幾らでも面白いラブコメに出来たろうに何故そうしなかったんだ、と言いたく(作者に対してではなく)なるラノベ。正直ここまでメタ視点を積み上げられると、感想として何を言っても駄目なんだよなあ。終盤は特に会話主導で動いてるぶん寓話的とい…

メルヴィル 『白鯨』

19世紀アメリカの海洋小説。物語の本筋とは別に、クジラについての博物学や捕鯨の実際の作業についての解説が半分くらいを占めているけどそんなに興味深くもないかなあ。19世紀のクジラの分類とか今から見たらあやふやなわけだし。それでもこの辺りのことを…

エスニシティと都市

STGと鼻うがいって似てるよね。なんかほら、弾を誘導する感じとか。喉に上手く誘導しきった時の感じは多分、切り返しに成功した時の感動に近い。一昨日Amazonから来た1G×2のメモリを刺そうと思ってさ、初めてPCの背面を開けてみたんだよ。びっくりしたね。埃…

2007後期 専門科目成績

科目 評価 愚痴 代数学入門 可 下駄。優しい先生だなあ。 幾何学入門 可(笑) 下駄。60点分の。 解析力学2 合格 これさあ、ただでさえノート丸写しのテストで勉強したやつ涙目wwwだったのに評価すらしねえんだ。 熱統計1 可 過去問やってたのに可ってのも…

僕の評判を教えてくれないか?

京都に戻ったよ。ディスプレイは果たしてでかい方が強いに決まっているな。 そしてamazonでメモリ2G注文したり大学生協にビジネス本注文したりカップ麺の作り方を間違えたりキミキスやったり。 あとはね、帰省する前に出し損ねた生ゴミから目を背けてたりし…

帰京という言葉は京都に帰ることを意味しない

明日京都に戻ります。KIRAKU。blog的に何が変わるでもないですけど。あのさあ、大学の授業でリアルタイムでペンタブ使ってノートとって、 文字認識でテキストがgoogleデスクトップ対象にもってく+TeXの数式表示+マインドマップみたいな図示+リンク使ってワン…

来楽零 『ロミオの災難』

コメディっぽいオカルト、かな。逆かも。シェイクスピアの甘ったるい舞台向けの恋愛の直下で、憑依されて汚い嫉妬渦巻く恋愛に操られる部員たちが、ただでさえあやふやな恋心というものを操作されて、それでも各キャラごとにそれと闘って答えを出す、という…

水鏡希人 『君のための物語』

マイペースなレーイがこの落ち着いた作品の雰囲気に上品な起伏を与えていて、徹底して静かな、あんまりラノベっぽくない作品になってます。ただそれをかたどる部品はそれぞれはちゃんとラノベの要素なんだけど。語られる「親愛」がだんだん縮まっていくその…

神楽坂淳 『征服娘。』

中世欧州あたりをモデルにした仮想世界で、男性社会からのし上がろうという才覚ある貴族娘とその侍女が主人公。少女らしい描写が前面に押し出される中で、父親を「殺すわ」と言ってしまえるのは少女ゆえの残酷さなのか世間知らずがゆえなのか。巨大な野望に…

涼元悠一 『ナハトイェーガー』

これも続刊期待だがまず出ないだろうな。鍵退職して求職活動中に書いたやつだっけか。一章だけ読んだ記憶がある。ノベルというよりはテキストという感じかな、かなり広い範囲の雑学とかをさんざ詰め込んだ日常パートは大好きなんだけど、シナリオというか方…

古橋秀之 『IX』

これも続刊が出てないまま数年。武侠もの、らしいけどわりとエンタメ重視。巻を重ねてスケールを大きくして欲しかったかな、とだけ。 IX(ノウェム) (電撃文庫)

秋山瑞人 『ミナミノミナミノ』

え、これ続刊出てないのか。1巻丸ごと使ってキャラと舞台を立てたところで1個大きな仕掛けを発動させたところで終了。面白さと緊張感が高いレベルで両立してて、書かれたところまでは間違いなく面白いんだけどなあ。 ミナミノミナミノ (電撃文庫)

杉井光 『さよならピアノソナタ 2』

お、鈍感主人公のハーレムものになってら。真冬だけの物語がバンドみんなの物語になり出して(今回は先輩も参戦だ)、このラノベの音楽、バンド演奏の描写がめちゃめちゃ好きな俺としては、要所要所できっちりそれで締めてくるこのラノベが好きで仕方ないんだ…

はいどうも。

もう帰省してから3週間ほどになりますか、やはり故郷というものはいいものですね。なんというか、生活のリズムなどが身に染みているものと合っている感じがします。生活習慣の細かな違いによるストレスは意外と蓄積しますからね。グローバリズムやらでフラッ…

勝間和代 『効率が10倍アップする新・知的生産術』

自己投資法というのかな、時間やお金の使い方を経験的に説いて、それで正のフィードバックを大きくしちゃおう、というメソッドがやたらいっぱい書いてある本。だから、そのフィードバックの力学がない、つまり本人の才覚や工夫が成果に結びつかないような人…