2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

擦り切れるのが怖くて、触れずに保管してたらカビの生えていた何か。

毎年春の物理学会に、科学部系の高校生が研究発表する、なんとかセッションとか言うのがあって。俺が出てポスター賞もらったのが第1回で(あれが俺の物理に関する最盛期ね)(ちなみに当時の研究内容はこれとか)、時は経ち今週の学会中にやってたのが第9回らし…

-130326

3つ目の話 結局学会会場で昼休みに教員に話して、「二次元面なんだから二価表現使うのやめてよ」って言われてやり直し。サッカー見ながら解き直したらわりとあっさり出来るなど。 広島で学会やってて、それに来てるんですけど、まあ交通の便が悪いわけ。まず…

森田季節 『つきたま ※ぷにぷにしています』

ガガガの森田季節は普通にラノベくさいハーレムを書くんだなー。日常に、ぷよぷよみたいな無生物が現れるようになった世界の話、魔法少女とかヴァンパイアとか出てくるよ、というラノベで一番書き込まれてるのが公務員の窓口業務あるある、というのがこの作…

砂義出雲 『寄生彼女サナ 4』

ちょっと中弛みしてきたかな……。色んなモチーフを外から持ってきて1冊でっち上げながら、それが実はメタファーで最後にちょっと青臭く言いたいことを言う、ってのがこのシリーズのすごい好きなところだったけど、ちょっとシリーズを続けるための一冊になって…

荒川工 『やましいゲームの作り方』

エロゲライターでならした作者が書く、エロゲメーカーの話。ややオッサン向けではあるものの、ネジの飛んだ親父(主人公)とか、さらっと等身大のいい話でまとめる手腕とか、この著者ならでは。サブキャラの女の子をぜんぜん拾い切れてないので、続刊に期待し…

杉井光 『楽聖少女 3』

個人的に『ヴァルトシュタイン』、一番好きだから、久々に杉井光の文章の演奏にやられてもうた。感動とか熱さと言う意味ではすごい良かった一冊だし、それでいてこれからの方向性も決まった巻でもある。『さよならピアノソナタ』との繋がりも卑怯だし、いや…

竹井10日 『ここから脱出たければ恋しあえっ 3』

この期に及んで新ヒロインとかは出てきたりしてるけど、完結に向けての1冊。なんというか、修羅場をテーマにしてヒロインをいっぱい出したこのシリーズが、唯一この著者の中で、ヒロインが把握可能な数に収まって棲み分け出来たまま終わりそうなのが、まあ皮…

信田さよ子 『母が重くてたまらない』

個人的には前にも少し言いましたけど、「子のためを思って」過干渉の母親と、それを無碍に出来ない「いい子」の娘って関係が本当に嫌いで。その辺りのケーススタディをいっぱい集めて、で少しだけその母向けにも娘向けにも、どう考えたらいいかの対策が述べ…

東浩紀 『クォンタム・ファミリーズ』

3年積んでる内に文庫落ちしてたりしたけど。なんか、35歳問題というもの(元ネタは村上春樹の短編で、これまでに成し遂げたこと、これから成し遂げられるだろうこと、だけでなく、成し遂げられなかったけど成し遂げられたかも知れなかったこと、にも人生は満…

P. L. Travers 『Mary Poppins』

映画の方も有名な児童文学。幼い4兄弟の元に乳母兼家庭教師としてやってきたメアリー・ポピンズには、なんだか不思議な力があって、みたいな話なんだけど。なんか、その不思議な能力とか連れてってくれる冒険とかを通じて、4兄弟はメアリー・ポピンズのことが…

-130322

研究会 去年に引き続いてつくば。月曜から木曜までかな。ポスター貼ったね。まあ、特になんということもなく、かな。相変わらず、周りの人と飯を食いに行くタイミングを逃して、売店で買った弁当を宿舎に持ち込んで一人で食ったりしています。そういうの別に…

-130310

論文読み やっと去年の10月のとか読んでる。1年で半年遅れにされてしまったぞなもし。 3つ目の話 前に凄え上手くいってた計算、見直してみたら、前の論文からの写し間違いってレベルで間違ってて、それ直したら上手くいってたとこ、全部死んでて笑った。なん…

竹宮ゆゆこ 『ゴールデンタイム番外』

ここまでの話の間に挟まるべき、登場人物たちの気持ちの動きを補完するような、かなり重要な短篇集。というかこれがなんで番外になるのか分からん、ちゃんと本筋に入れといてくれ。まあそれはこの作者独特のギャグ部分のくどさだったりするんだけど。ゴール…

一肇 『フェノメノ 弐』

オカルトもの。前巻と同じく、短めのオカルト話をいくつか重ねながら本線の話を進めていく形式なんだけど、その短い方のネタがなー、主人公の過去にこれ以上足していくの、後付けに見えて、あんまり。落ち着いた筆致で語られる一人称を切り崩す、此岸に穴を…

川岸殴魚 『人生 第4章』

人生相談系大喜利ラノベ。ややラブ寄せしてみたり、前の新聞部対決に続いてシリアス方面へ振ってみたりしながらも、基本的にはいつものボケ倒し。人生 (第4章) (ガガガ文庫)作者: 川岸殴魚,ななせめるち出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/12/18メディア: …

紅玉いづき 『ようこそ、古城ホテルへ 4』

姫様当番巻。過去のしがらみから力尽くでもホテルへ呼び戻すという構造自体はこれまで通りであるものの、その「構造」に犬が加わりお隣のおじさまが加わり、シリーズとしての強さが増している。ここで一段落、なのかな。ようこそ、古城ホテルへ(4) ここがあ…

『ザ・ベストミステリーズ2012』

日本の現代ミステリの短篇集。大まかに言って、短編の物語に徹してミステリ部分は味付けとするものと、その短編に仕掛けたトリック(大概叙述トリック)を明かした爽快感で逃げ切るものとの二つに分かれるんだけど、どうにもそのトリック派の方には、思いつい…

-130305

3つ目の話 というわけで、数ヶ月ぶりに進んだとこまでを報告して、次にやることを決めたんだけど。その前にちょっと残った部分、「やれば出来るんでしょ」くらいで放置されたとこを確認してみると、どうにも怪しい感じになって「へうー」って思っている。 静…