谷川流 『絶望系 閉じられた世界』

この設定なら幾らでも面白いラブコメに出来たろうに何故そうしなかったんだ、と言いたく(作者に対してではなく)なるラノベ。正直ここまでメタ視点を積み上げられると、感想として何を言っても駄目なんだよなあ。終盤は特に会話主導で動いてるぶん寓話的というかもう1つ上のメタ視点をとれそうではあるけれど。西洋の神観と日本の神観の対立、絶対と相対あたりで読めるか。ハルヒの作者だしエロ目的で読めばいいんだと思うな。
絶望系 閉じられた世界 (電撃文庫 1078)