はいどうも。

もう帰省してから3週間ほどになりますか、やはり故郷というものはいいものですね。なんというか、生活のリズムなどが身に染みているものと合っている感じがします。生活習慣の細かな違いによるストレスは意外と蓄積しますからね。グローバリズムやらでフラット化しつつあるこの世の中、最後の最後に自分が頼れるのはローカルな環境だったりするのではないでしょうか、逆説的に。

というわけでウサギは煮て美味しい焼いて美味しい余りの美味しさに獣の肉を食べるのを禁じられた生臭坊主どもが「あれは耳が羽っぽいから鳥だし食ってもセーフかな」みたいなローカルルールを作っちゃうことで有名なふるさとのウサギの美味しさですが、さてうちの実家で飼っているウサギはといえば、俺の読んでるRyder 『Quantum Field Theory』の端っこを横から甘噛みなさったりするのが日課のようでござんすので、ぼちぼちこのウサギをリゾットに仕上げてしまうことで間接的に文字通りQFTを俺の血肉としてくれようというのが目下俺の最優先事項。その他の優先事項としては雛人形にアテレコして愛憎おままごとを楽しむことなんかがありますね。あとは、小2の従妹が祖母の家の冷蔵庫に貼った張り紙の「メガネをだべない」という自省の言葉に想いを巡らせてみたり。なんか、水泳のゴーグルを口に含んじゃうらしいよ。そんな毎日。こんな生活が「自分のリズムに合ってる」とか真面目な顔して言ってる人ほど胡散臭いものはないね。

ああ、そういや当然のようにQFTの本の話を出したけど、3月突入につきさりげなく物理のお勉強を再開してます。大学生協で切れてた『ゲージ場の量子論II』も今日買いましたし。実家に読む本がなくなった末の道楽ついでというのが一番大きいですが。かといっていつぞやの日記に「どうせ物理系に行けないんだからもうお勉強はやめるもん! ついては京都に帰るまではお勉強日記は書かないもんね!」とか電脳空間という巨大な虚空に向かって拗ねた手前、お勉強カテゴリでエントリを書くにも書けずアウトプットが滞っている次第ですよ。まさにアレですね、天に向かって吹いた毒霧が自分のブサイクな面に振りかかって顔が焼け爛れたけれどあらむしろ前のブサイクな顔よりまともじゃない、という格言どおり。英語で言うところのSpits against heaven。一人で悶々と「この……『group space』ってターム?」とか呟いてる様はこれまで同様に不様ですので、まあお勉強日記の再開を待ち望んでいる方(そんな人はこんな文章は読んでません)はその内再開しますので変わらぬご愛顧をば。本職になるか就活ついでの道楽になるかはわかりませんけど。