-140605

  • 文献紹介
    • 喋ってる最中も大概アレで、途中で黒板に式を書きながら「これを細かく板書したところで誰も喜ばないなあ」ということを考え始めて、最終的にチョークの石灰岩を構成する太古の植物に思いを馳せながらの発表であった。身を粉にする、粉骨砕身を物理に捧げるだけならば脳は不要なのである。
    • で発表の後に調べてみたら、当たり前だが最近のチョークは化学合成で出来ているのではないか。全然嘘。あと、喋った内容のかなり大事なところで俺が嘘をついたような気がする、まあ実際に問題はそこにはないんだけど、嘘だと言われれば嘘ですとしか言いようがない勘違いをしていた。参った。俺はいつになったら正しいことを言えるようになるのだろうな。
  • 論文読み
    • 発表が終わったら今度は再来週の出張に向けての予習である。まあ知ってることの多い内容なのでつまんないことはないでしょう。

 月曜かなあ。研究室内の飲み会があって。わりと序盤は普通に、自分で飲み会用に買ってきたバランタインファイネストを飲んで後輩と「色んな味がし過ぎてあんまり……」「あの先輩はそこがいいって言ってましたよ」「マジで……」みたいなどうでもいいことを喋ってたんですけど。
 で、なんかのタイミング、記念写真撮った時かな、席を変える時があって、その時なんか、置いてあったホワイトボードが見えて。なんかねえ、そこになんて言えばいいのかな、Lie群の構造の初歩だけど忘れがちな性質みたいのが書いてあったんだ。それねえ、最近俺が「8つ目の話」としてやってた話のモロに主題にしていることなんだね。そういえばさっき、と。世話になっていた教員が、他の教員とホワイトボードに向かってなんか書いていた気がする、やべ……と思って、隣にいた先輩にその話をすると、「ああ、さっき『これはただの算数なんだけど』とか言いながら書いてたね」とか言っている。うっひょー! と思って。俺のやってること、またこの人に算数扱いされている(半年ぶり3回目)!
 いや、さすがにもう少し、その内容を使った専門分野の物理の話で考えてるんだけど、まだただ最初の数式を弄っている段階で計算に困っていて、そこで結果を出してその類推から計算の及ぶ範囲を超えたところに物理的な推測を与えるなんてところは程遠いわけで、そんな段階でへらへら笑いながら「いやあ、最近ボクもこれを考えていましてね」と言いには行けない(それは考えているとは言わない、何故なら物理ではなくて算数だから)、うっひょー! またそれか! と思ったら一気に色んなことがどうでもよくなって、気が付いたら飲み過ぎてて、トイレの個室で自分のゲロを見ながら寝ているところを後輩に運ばれるなどしています。家に駿河屋からエロDVDが届いてるはずだから早く帰らないといけないという話と「死ーのう、明日死ーのう」(1人で家にいる時の口癖)と連呼していた覚えはあるんですけど、しかしまあ、恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす、なんて申しますが、死にたい死にたいと叫ぶばかりでなかなかどうして死んでいない。次の日だかにその俺を運んだ後輩に会うと「でもcmizunaさん、酔っぱらうと眼だけ元気になりますね」とか言われている。眼で算数が出来るようになればいいと思うよ。