2011-10-17から1日間の記事一覧

竹井10日 『10歳の保健体育 3』

前巻の感動ラストだと思ってたのに。最初の20Pでもう吹いた。「え……」としか言いようがないよ。苦笑い。10歳の保健体育3 (一迅社文庫)作者: 竹井 10日,高見明男出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2011/05/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 44回この商品を…

竹井10日 『東京皇帝☆北条恋歌 9』

色んな方向に進んでいくなあ。まあある意味導入なので、もう少し様子見。東京皇帝☆北条恋歌 9 (角川スニーカー文庫)作者: 竹井 10日,要河オルカ出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2011/07/30メディア: 文庫 クリック: 6回こ…

砂義出雲 『寄生彼女サナ』

伝えたい強いメッセージ性を感じて、しかもそれを「寄生虫の美少女」という、ぴったりだけど荒唐無稽な設定にぶつける、という点で「あー、俺がラノベ読んでるのは、ラノベはこういうのが許されるからだなあ」って思えるくらいお気に入りだったんだけど、ま…

川岸殴魚 『邪神大沼 3-7』

ギャグラノベ、追いかけ損ねたのを終了直前に一気読み。相変わらずふざけた話を繰り返しながら、そのふざけた中でも隙を見つければふざけてくる。パロや時事ネタも使えるけど、やっぱり天丼の上手さが半端ない。最新刊が一番面白かった。ながれで侵攻!! 邪神…

紅玉いづき 『ようこそ、古城ホテルへ』

良質な児童文学みたいなラノベを書くことで評価されてきた著者が、遂に子供向けレーベルに手を伸ばした、シリーズ1冊目。導入から結末まで展開が早くて、しかも登場人物全員に見せ場を付けようとするから、テンポはいいけど、ちょっとせわしない。まあシリー…

田中ロミオ 『灼熱の小早川さん』

ただリアルなだけのスクールカーストなら誰にでも書けるのだけれど、やりすぎなくらい嘘を混ぜて「田中ロミオが書くお話」に出来ちゃうのがこの人の筆力。そういう意味で、ロミオの、戯画化して思いっきり上から見下ろす孤独感ってのは、スクールカーストと…

杉井光 『神様のメモ帳』

短編+中編+中編くらいの構成を強引に1本にした感じだけど、その行き先が本筋、彩夏とエンジェル・フィックスに切り込んでいく。相変わらず、どうしようもなく男臭くてどうしようもなく哀しい。神様のメモ帳〈8〉 (電撃文庫)作者: 杉井光,岸田メル出版社/メー…

森田季節 『エトランゼのすべて』

久々に、人に勧めたくなるくらい好きな本だった。元京大生の作家が、うだつの上がらない京大生の物語を書く。実在のお店の名前とか出てくるよ。そういえば俺、昨日、吉田山の喫茶店に行ったよ。 いやもう、完全に会長のふわふわした感じにやられて、最後の方…