-130322
- 研究会
- 論文読み
- まあ他人と話すと、自分の論文の読む数が足りてないことが分かるわけで、しかし今より時間をかけるのはなあ、と思っているところ。
- 3つ目の話
なんか出張が続いてさ。3/18から21までその筑波、今度は25から29まで広島へ学会、となると、22日が年度末の平日最後、みたいなことになっているわけで、書類仕事がえらいことになっているわけ。出張関係の書類とか、これはどうせまた面倒なことに巻き込まれているのでそのうち改めて書くことになると思うけど、海外旅行の保険(証書を英語で必要だけど、そもそも旅行から前過ぎて普通には申し込めない)を申込みに行かなくちゃいけなかったり、生協の書店が年度末まで15パーセントオフになってたり、来年度の歓迎会のご都合お伺いを会ったこともない新入生(どうせ良く出来る後輩で入った途端に俺を馬鹿にするに決まっているのだ)やら教授やらにメールしなくちゃいけなかったり(あ、そうだ、この作業してる途中に急に思い出して、自分が新入生だった年の花見の思い出がmixi日記に書いてあって、まあ3年経ってようやくほとぼりが冷めるくらいの酷い話なんですけど、さすがに笑える思い出になったのでこっちのblogに持ってきました。http://d.hatena.ne.jp/cmizuna/20100404/p2←これ)。まあそれはそれで聞きたいセミナーもあるしで、なんか朝から動いてたのに気が付いたら7時前なんだよね。でさ、研究の方は研究の方で一段落してるじゃん、世話になってる教員に1回話を聞きたいんだよね。実は一度、16時過ぎくらいに訊きに行って部屋のドアをノックするとこまではしたんだけど、タイミングが合わなくてそのままで。で、あの、物理の話をするなら平日の昼間に、っていうルールがあるじゃん。あっけなくそれを過ぎて、で多分学会出張があるから次に会うならもう4月、みたいな感じなんだ。どうしようもないなあと思って。
その7時の時、みんなでご飯を食べに行くみたいな話があって。なんか今やってる研究会で遠くから来た久々に会う先輩とかいたり、この春で就職する先輩が最後に研究所に来てるとか色々あって、ちょっと遠出してみんなでわいわいやろうって感じなのね。行きたくないんだ。いや、正確に言うと、家に帰って再配達を受け取りたい。Amazonから来るスイス製の眉毛抜きを受け取りたいんだ。でもそんな感じのお食事会があるよって感じだったから、帰りそびれちゃって。だから研究所を出るとこまではみんなと一緒にいて、そっからいつの間にかいなくなろうと思って。ええ……？ cmizunaさん、D2にもなってそんな不義理やってんの……？ もう、いい加減、研究所の学生をまとめるような立場になりつつあるのに……？
で、そのお食事をしにいくそのご一行の中にその教員、いたのね。この歩く途中に物理の話をするのは、平日の昼間縛りに引っかかると思う？ 首を傾げながら、一応終わったとこまでの計算の話をしてみたんだ。あのさあ、一応俺だって物理屋さんじゃん。それが2週間分かな、ちゃんと計算して分かったこととよく分かんないところをまとめたら、定性的な話も定量的な話もそこそこ降り積もるよ。話す相手もいない筑波でえらい早寝をしては、早朝に起き出して計算してたからねえ。それを、飯屋に行く道中でさり気なくいなくなれるようなタイミングまでに話し終えて訊きたいことを聞こうと思ったら、すごい勢いで話さないといけないわけ。「えっと、2かけ2の行列でKilling spinorを書いたのはSU(2)Rの方の足を混ぜるのを一気に書けるからなんですけど、今回はそのベクトル場がlの0次では全部0なので実はそこは混ざらなくて、右と左は別々に解けるんです、それで右と左でそれぞれ解が4つずつの計16個、これって最初に言ってたガンマ5の固有値の±2つずつってのに矛盾してるんですかね、いや積分定数があるのでほんとは解は64個くらいで、それを決めるのにネクストオーダーに行くと今度は1個に決まりすぎて駄目なんですけど、そのガンマ14の固有ベクトルにしようとすると積分定数がなくなるのとで解が実は縮退して4つになって、これって丁度いいんですかね？」みたいなことを口頭で話してご覧よ。しかも相手は、いくら共同研究者とはいえ、この計算の話からは2週間以上離れてる人相手に。そら「式を書いて説明してくんないと分かんない」って言われますな。
で、「今日の夜なら空いてるから、この後にでも黒板でちゃんと説明して」なんて言われて。あの、後から考えてみると「普段は平日の昼間に限って欲しいけど、その出張で間が空くとか色んな事情があるなら、今日だけなら夜でも時間を作るよ」っていう意味なのは普通に分かるんですけど、歩いてる途中に聞いてたら「え、あ、あ、あ、あ、それって、平日の昼間縛りに矛盾して、ああ、あ、あ、」って、すごい頭ん中ぐるぐるしちゃって。ほんとどうしていいか分かんなくなるね。このアスペっぽい混乱の仕方、すげえ久々で、自分でもうーわーってなりながら、「あの、いや、え、今日はボクはこれで帰るんですよ」とか言って、そそくさと帰って来ました。で、ぐるぐるしたストレスを、amazonから受け取った毛抜きで眉毛を一心不乱に抜くことで発散しているのが、大体今ですね。次に教員に会う4月までこれが続くので、その時は陰毛までツルツルやで！
