2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

土橋真二郎 『扉の外 1-3』

とりあえず3巻で完結まで。閉鎖空間の中で「ゲーム」をしていく中で、人間の本性が浮かび上がっていく、みたいな構成をとっているんだけど、うーんどうだろうなあ。1巻の結末とかわりと俺好みだし、ちょくちょく見所はあるんだけど、最後が投げっぱなのもあ…

とくになし

今日の物理系の系登録ガイダンス。選定基準は専門基礎科目と2000番台専門科目、って言ってたけど、前回までこの「2000番台の」って付いてた? なんか今日気がついたよ、というかこりゃ完全に終了フラグだ。後期の演習とってないし物基礎B放置してるし。電磁気…

神坂一 『ドアーズ 1』

徹夜明けのテンションでさっと読んだけど、面白えなあ、これ。荒唐無稽な世界が次々と飛び出していく、その荒唐無稽さがただ笑えるだけのラノベなんだけど、そのレベルが高いんだよ。そりゃ笑うよというか、笑いとは構図の「ズレ」である、ということが言わ…

080212

犬井鉄郎他 『応用群論』 図書館で借りてきた。4,000円くらいまでなら間違いなく良書なのになんでこんなギャグみたいな定価をつけてるんだ? とりあえず3章くらいまで読了。なんとなく自分の誤解が解けていく感じはある。 14日のガイダンスまでに昼夜逆転を戻…

080209-11

Landau 『Quantum Mechanics』 ふかづめいたい §95 指標表。実用上とても大事。 §96 指標表見ながら摂動がどう分かれるかとか。 §97 行列成分の選択則。時間反転で物理量が変わるかどうかで分岐。 §98 連続、というか無限個数の群。離散の理論が大体使える。…

アービンジャー・インスティチュート 『自分の小さな「箱」から脱出する方法』『2日で人生が変わる「箱」の法則』

自己啓発書、ということになるのかな。それこそ「自分」というものを啓発してしまうから、自分と他者との間に構築するありとあらゆる「関係」を改善しようとしてしまう。家族関係、ビジネス関係からなんと国際関係に至るまで。基本的には性善説っぽいという…

赤松中学 『アストロノト!』 1-2

設定周りは若干脇が甘いけど、いいラノベだね。特に1巻。無駄に熱いし、無駄にラブコメだし。使っているのは王道的手法なんだけど、上手いんだと思うな、作者が。さり気なく作者の「世界観」どころか「宇宙観」まで示しきってるし。伏線の回収すら心地いい。…

中村九郎 『アリフレロ』

うーん、読めるんだけど、まるでわからない。ごっちゃごっちゃタームを雑ぜて書いてあるのに筋はいたってシンプルだ。なのにわからない。そして読みながら文章のリズムを崩されまくり。そして、わからないことに焦燥を感じる。なんだこりゃ。アリフレロ―キス…

竹宮ゆゆこ 『わたしたちの田村くん』1-2

『とらドラ!』と被る部分もあるなと思ったけど、面白かったよ。特に2巻。ゆゆぽの書くこの年齢設定ならではの徒労感というか無力感はかなり好きだ。この年齢ならではの田村くんの馬鹿だし、松沢の諦めなのだし、相馬の叫びなんだよなあ。言葉で上塗りして誤…

木本雅彦 『声で魅せてよベイビー』

ハッカーと、声優志望の専門学校生の普通のラブコメなんだけど、キャラの設定で完全に持っていくタイプ。この場合はなんか、主人公の思考が典型的理系非モテっぽくて俺はいまいちかなー、なんて。そうです同属嫌悪なのです。ただねー、地の分のリズムが気に…

瀬尾つかさ 『クジラのソラ』01-03

SF要素多目のラノベで、美少女どもがなんか体感テレビゲームの筐体みたいなので戦略SLG系の「ゲーム」をするんだけど、うーん、物語が進むにつれこの「ゲーム」がスポ根要素満載になっていくとは思わないじゃん? なんか美少女どもが拳で(ゲームで)語り合って…

080207-08

Landau 『Quantum Mechanics』 §89 距離がある場合の核の相互作用。スピンに依ったり電荷に依ったりで、rの何乗に比例するかが変わる。 §90 2つの電子項があって、それが交差している時の、状態が遷移する確率。諸々の条件下で(90-8)。細かい摂動を考えると…

080205-06

Landau 『Quantum Mechanics』 ボクには数字が弾幕に見える。それは東方のやり過ぎ。文字が動くんだよね。 §83 スピンー軸相互作用のエネルギーが回転の準位よりも大きい極限。多重項分裂、その後分子の回転を考えると(83-6)の形にまとまる。第1項は2次まで、…

佐々木俊尚 『ウェブ国産力』

日本のIT企業をいくつか取材した本。次世代、googleの一歩先にどんな分野がフロンティアとしてありうるか、というのが主なテーマだと思う。副題や帯の煽りはちょっと言い過ぎかもしれないけれど、まあ何をすべきかに気付いて1つ壁を乗り越えちまえば日本の企…

アレックス・ビレンケン 『多世界宇宙の探検』

宇宙論の話。重力特論の授業で聞いたようなインフレーションの仕組みだとか、後半は人間原理とか超ひも理論の話に触れながら「宇宙の最初」と「宇宙の終わり」について語られる本。まあ、数式のない縦書きの本で読むこっちゃないわな。人間原理の辺りはそれ…

080203-04

Landau 『Quantum Mechanics』 久々に読んだら眠い眠い。 §78 2原子分子の電子の話。何がパラメータなのかとか、そういう話。 §79 異なる電子項が交差する時の話。パラメータの数と対称性と(79-5)式。 §80 2つの原子のパラメータと、それを合成した分子。パ…

山本七平 『「空気」の研究』

有名な本ですね。「KY」って言葉で再注目されたとかどうとか。いわゆるそんな「空気」、そしてそれに「水を差す」という辺りのことを日本人の、情況論理内での臨在的把握などという言葉で説明していく。ほんとに日本特有のものなのか? とか(それこそ海外は未…

野村美月 『“文学少女”と月花を孕く水妖』

時系列的には2巻と3巻の間の特別編、らしいのだが、刊行順に読むとしっかりその線上に乗っている。短編集挟んで次だったかな、の最終巻に向けての、終わりのための物語。これまでずっと語り部だった遠子先輩を舞台に引き上げてその結末を予感させるような、…

ぼくのはるやすみ

なんとなくToDoをまとめてみる。死亡フラグの可視化。関係ないけど今突然ハバネロが食いたくなった。積み本 先週一気に大学生協に頼んだものを中心に。順不同。帰省時に実家に持って帰りにくいハードカバーから崩す。 アレックス・ビレンケン 『多世界宇宙の…