アレックス・ビレンケン 『多世界宇宙の探検』

宇宙論の話。重力特論の授業で聞いたようなインフレーションの仕組みだとか、後半は人間原理とか超ひも理論の話に触れながら「宇宙の最初」と「宇宙の終わり」について語られる本。まあ、数式のない縦書きの本で読むこっちゃないわな。人間原理の辺りはそれでもいいような気もするけど。最前線の宇宙論の話を、オリジナルの論を唱えた学者が書いてる本なので、面白いのはたしか。
宇宙の創造の仕組みで、コペンハーゲン解釈とエヴェレット解釈に差異化が出来るのは面白いと思った。あとは人間原理の定式化と使い方かな、面白かったのはその辺り。

多世界宇宙の探検