神坂一 『ドアーズ 1』

徹夜明けのテンションでさっと読んだけど、面白えなあ、これ。荒唐無稽な世界が次々と飛び出していく、その荒唐無稽さがただ笑えるだけのラノベなんだけど、そのレベルが高いんだよ。そりゃ笑うよというか、笑いとは構図の「ズレ」である、ということが言われるけれど、そういう意味ではこの無茶苦茶っぷりを出すためのこの設定は最早ズルい、という域。文章力とかそういうものとは全く関係ない次元で、さっと読んでゲラゲラ笑う分には申し分のないラノベ

DOORS〈1〉まぜこぜ修繕屋 (角川スニーカー文庫)