映画

『パシフィック・リム』

飛行機の中で見たやつ。なんつーか、ハリウッドって馬鹿だねー、お金をなんだと思ってるの、という感じで面白かったです。

『ロング・グッドバイ』

猫とかマッチの摩り方とか、細かいとこはいいけど、しかし個人的には原作好きなので。

『めぐり逢えたら』

無邪気さで大人を振り回す子供がイラつくというより、そんなありもしない純真とやらを、メグライアン的ババアの妄想のための舞台回しに使うのがイラつく。ほんとイラッとしかしなかった。

『カッコーの巣の上で』

まあ確かに当時の精神病棟をそう書くのもしょうがないんだろうけど、婦長さんの演技を観ると、あれを一方的に「冷徹な体制側」として描くのは、なあ。あとはまあ、ショーシャンクと同じもやもや感(なんかいい人扱い的だけど、犯罪の結果そこにいんだよねお前…

『ミュージック・オブ・ハート』

そんな都合よくいくはずないよね……が、「実話をもとにしています!」と「こんな素晴らしい事業にケチをつけるなんて人間の屑だわ! チャリティ! チャリティ!」で押し切られた感じ。悪くはないが。

『シャイニング』

何も起こってないのに、絶対何か起こりそう、という不安定な空気を作り出す凄さはあるんだけど、しかし劇伴の使い方の問題のような気もして。

『魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』

さあ、叛逆という言葉はもちろん神に向けられた言葉で、神とはすなわちまどかだよね。叛逆とはまどかの意志に対してのもので、ではまどかの意志に対抗しうるキャラとはさて、ほむらのことだ、つまりこの物語の黒幕はほむらだね、というのはサブタイだけを読…

『ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』

みんな正直これはどうなんだい、小4の太ももの裏の肉の描き方が良かったのは確かにそうだし、まあよくある話を次の世代に伝える、夢見る鯨とかそんなイメージと一緒に("世界"を夢見るものはクジラであると相場が決まっているのだ)、とかいうのも実に正しい、…

『風立ちぬ』

艦これとかもそうなんだけど、人の意志を体現するために鍛えられた機械の機能美、それを貴く思う心とは、その体現する意図そのものの良し悪しと切り離した別の軸であっていいものだと思ってるし、まあそれを切り離すためには、これまで戦費としてしか付かな…

『けいおん!』

「けいおんファンの人はこんなん貰って、良かったねえ」て感想だったんだけど、まあそれを途中すっ飛ばして膨らませると「けいおんファンってみんな、あずにゃんになりたいんでしょ?」になる。

『レ・ミゼラブル』

キャストが演じながらの生歌、ってのが売りのミュージカル。160分くらいあって、説明台詞も全部歌うから、やや長く感じられるかも。重たい序盤の説明から、それを芳醇に使って人を愛すること、赦すこと、受け入れることという感情を高らかに歌っては神に召さ…

『ウエスト・サイド物語』

一昔前のイケメンがくるくる回ってる映画。

『虹の女神』

優柔不断歴が長いと「あの頃の二人に、もう少しずつだけ勇気があればね」的な案件を、リアルタイムで「まあ、いずれそう思うことになるんだろうな」と思いながら見逃すことが可能。だって……。空から降ってこない女の子はヒロインじゃない、って……。

『ブラックブック』

深刻さは違うけど、こんな感じで関わった人々の全てが上手くいかなくなるような人、いるなーって思った。その人自体は全然悪くないし頑張ってるんだけど。その人に関わりたくないと思うんだけど、それを疎外しようとすると虐めに近くなるのでアレ。

『トウキョウソナタ』

小泉今日子が良かったけど、なんか、閉塞感の質がどうしても、震災前って感じ。

『希望の国』

園子温監督の、原発事故を題材にした映画。福島の数年後にまた、架空の町である長島県で原発事故が起きた、という設定の物語。避難地域の内外、年齢などで、それまで一緒に暮らしていた人たちがバラバラにされるという、原発という明確な敵を持った純粋な怒…

『スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!』

わりと似てるっつうか故意犯的にセルフパロディとも言える『ハートキャッチプリキュア!』を久々に見返すと目につくのはその色の淡さで、対して『スマイルプリキュア!』のどぎつい原色の持つ派手さは、それはそれでクールだったりする。普段は登場人物全員…

『放課後ミッドナイターズ』

なんか、ブロガー向けのインターネット試写会とかいうので観せてもらった。OHPは「放課後ミッドナイターズ」オフィシャルサイト。95分のギャグ中心のアニメーション映画。絵自体はちょっと海外アニメっぽいかな。だけど題材は深夜の小学校で、日本の学校の怪…

魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's

個人的にはシリーズで一番好きなA’sの映画版。ずいぶん前にテレビ版を見たきりの俺でも分かるような変更点はいくつかあるけど(シャマルが遠距離からガッてやるあの反則っぽいのがない。あれ、序盤のベルカ式の中で一番怖かったのに)、まあ概ね「そういやこん…

『英国王のスピーチ』

アカデミー賞。オーソドックスな作りで上品に。普通に面白かった。

『エンジェル ウォーズ』

スフィアが吹き替えやってるのとか全部含めて、完全に日本のオタクを狙い撃ち。わかってて爆笑出来る人なら。

ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?

ストーリーは単純には終わらないものの分かりやすさ重視というところ。でも、兎にも角にも絵が良かった。表情の芝居。えりか可愛い。つぼみ可愛い。それで70分。素晴らしかった。

『インセプション』

夢の世界を題材にしたSF。なんかすげえ長かった。世界観世界観っていうけど、そのルール作りの理屈部分がやたら長い。実写の映像で夢の世界を見れたってのはちょっと凄いと思うけど、でも別にSF読んだりアニメ観たりすればそれでいいじゃんな感も。

『告白』

中学校の1クラスを舞台にした、人殺しなんかも絡むヒューマンドラマ。扱うテーマはわりと重たいし、ころころ視点が変わるその先で登場人物が良い人にも悪い人にも見えたりして、観ながらなかなか簡単に評価を下しにくくてすっきりはしないんだけど、「人殺し…

『借りぐらしのアリエッティ』

ジブリ。 小ささを表現するのに表面張力という説得力を思いついたのがよい。雨粒お茶ハンダ、で涙、と。暗示のように常につきまとうイメージとか、ジブリの得意分野な気がする。 アリエッティさんのπ/に頑張りが足りない。しっかり! ジブリともあろうものが…

『涼宮ハルヒの消失』

@京都シネマ もう序盤から背景のモブから何からの過剰気味な顔芸やら芝居やらよう動く動く、あーまーさすがハルヒさすが劇場版、って感じでしたね。ハルヒかわいい具体的にはギャグボール噛ませたいかわいい。あとは長門の小ささとか妙に印象的。ところどこ…

『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』

@MOVIX京都。 「あー、そうそう、1期なのはってこんな話だった」っていう感想に尽きますかね。序盤は淫獣ユーノが何かする度に噴きそうになるのをこらえる(なんか俺の笑いのツボなんだよね)のに必死だったんだけど、フェイトが出てきた辺りからはもう食らい…

『犬と猫と人間と』

@京都みなみ会館 捨てられた犬や猫が殺処分されたり保護されたり、という辺りを取材したドキュメンタリ映画。国内の犬猫殺処分数が大体30万匹、その多さにこの映画に出てくる人達はみんな心を痛めていて、それを減らそうという努力を現場で行い、どうやら少…

『マイマイ新子と千年の魔法』

@MOVIX京都。 どうしたもんかな、たぶん、この映画を語る言葉を多分俺は持たないよ。始まってからタイトルが出るまでに一瞬でタイトルのキーワードを華麗に説明してたり、メインに描かれる昭和30年代と1000年前を"魔法"という言葉で多層的に見せてみたりと、…

『劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜』

@MOVIX京都。シェリルえー女やー。 面白かったけど、んー、TV版観てた人向けの映画かな。ストーリーもかなり違ったし、使い回しがいっぱいあるとかじゃなくて、映画の尺に合わせてはしょったほのめかしとか説明の処理なんかは、一回TV版観てアナザー的に観た…