2012-08-25から1日間の記事一覧

森田季節 『お前のご奉仕はその程度か? 4』

ササラお当番回。主人公に"血"縁が一杯出来てきて、いい温度の説教をする辺り、ただのラブコメから森田季節らしさが出てきて、前巻辺りから俄然面白くなってきたかな、という感じ。お前のご奉仕はその程度か?4 (GA文庫)作者: 森田季節,尾崎弘宜出版社/メーカ…

竹井10日 『10歳の保健体育 5』

相変わらずのギャグラノベ、しかも今回は夢オチという、もう「馬鹿は面白いなあ」以外の感想を持ってはいけないもの。しかしキャラ一杯いすぎだろ。一つ設定捏ねて、一通りキャラを出して弄れば一冊の本になっている仕様。10歳の保健体育5 特装版 (一迅社文…

馬場保仁,山本貴光 『ゲームの教科書』

セガで『サカつく』とかに関わった馬場さんと、コーエーで『戦国無双』なんかに関わった山本さんが教える、ゲームの作り方というか、ゲーム会社にエントリーシートを出す前に知っておくべきことより更に前、ゲーム好きの中高生が進路希望調査書を書いた後に…

上野正彦 『死なないための智恵』

監察医として長いこと死体の解剖をやっていた著者が語る、日常であり得る死のパターンと、それに対する防御策の教え。刃物を持った人に襲われそうになったら兎にも角にも動脈を守れとか、胸の圧迫で窒息するとか、具体策を教えてくれるんだけど。それが実際…

岡田磨里 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』

上巻から随分間が空いての下巻だったけど。脚本家の手ずからノベライズ、だけど終盤結構違う。特にこの脚本家、確かどっかで「本編終了後もあなるとじんたんは付き合えない」とか言ってたけど、このノベライズでもじわっとその辺りの機微を出したりしている…

『星海社カレンダー小説 2012』

「七夕」とか「猫の日」とかの"1年の記念日"を選んでテーマにして、色んな作家が書いた短篇集。まあその意味でクライマックスは題材選びで決まっているわけで、そのたった1日のお話を仕立て上げるのに、そのテーマに応じてSF設定を仕立て上げて現実とのギャ…