森田季節 『不戦無敵の影殺師 3』

 最強と名乗る主人公たちが裏社会の異能にボコボコにされて、よりどころであった強さすら失うところから始まる1冊。実際に最強であるかどうかと最強を名乗るセルフプロデュースとが違うことなんか、当たり前に違うのだろうけれど、実際に目に見える異能力があると、見誤ってしまうものかなあ。世界が広かったり歴史が深かったりすると、また。