小林朋道 『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』

 鳥取環境大学という、まあ自然溢れたところで、動物行動学の授業や研究を行っている先生の、日々の発見や驚きを等身大の文章で書き綴った人気シリーズ。まあ色んな生き物に囲まれて賑賑しく、絶えず起こるアクシデントやそれを起こす生き物に対して思い入れと好奇心を以て臨む、先生の楽しそうさったらない。これは、大学の宣伝としては凄いだろうなあ、授業受けたくなるもんなあ。動物行動学の研究者として、動物の生態が生存戦略にどういった価値を持っているかを解説した後に、生き物好きとしてそれを擬人化してみせて、更にその擬人化する人間の能力すら、生存戦略として解釈してしまう。個人的には動物の擬人化って好きじゃないんだけど、そういう考え方もあるかあ、ってのは興味深かったかな。

先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!―鳥取環境大学の森の人間動物行動学

先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!―鳥取環境大学の森の人間動物行動学

先生、シマリスがヘビの頭をかじっています! 「鳥取環境大学」の森の人間動物行動学

先生、シマリスがヘビの頭をかじっています! 「鳥取環境大学」の森の人間動物行動学

先生、子リスたちがイタチを攻撃しています! 鳥取環境大学の森の人間動物行動学

先生、子リスたちがイタチを攻撃しています! 鳥取環境大学の森の人間動物行動学

先生、カエルが脱皮してその皮を食べています! 鳥取環境大学の森の人間動物行動学

先生、カエルが脱皮してその皮を食べています! 鳥取環境大学の森の人間動物行動学