堀辰雄 『風立ちぬ・美しい村』
一人称で語られる、軽井沢の鮮やかではないものの確かに美しい自然と、少ない登場人物との朧気な生。『風立ちぬ』の方は特に、サナトリウムで死を待つ婚約者との穏やかな会話が続く。そこにある自然に目を向けるには、スポットライトでは強すぎる。
- 作者: 堀辰雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1951/01/29
- メディア: 文庫
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一人称で語られる、軽井沢の鮮やかではないものの確かに美しい自然と、少ない登場人物との朧気な生。『風立ちぬ』の方は特に、サナトリウムで死を待つ婚約者との穏やかな会話が続く。そこにある自然に目を向けるには、スポットライトでは強すぎる。