上田一生 『ペンギンの世界』

 「ペンギンと言えば南極」みたいなよくある概念を打ち消すための第一章、体の機構を概説する第二章、泳ぎ方が三章で、進化の痕跡を説明するのが四章、飼育や環境保護なんかの人間との関わりが五章。まあ、良くも悪くも新書。"ただのペンギン好き"よりはもう一歩か二歩だけ進むのに丁度いい感じ。2001年初版というのはわりと新しめで、そういう意味では参考になるかな。

ペンギンの世界 (岩波新書)

ペンギンの世界 (岩波新書)