坂口安吾 『堕落論』
小説家のエッセイ集。戦後すぐの日本に影響をもったという表題作など。自分に見えているものを強く信じている人、というか、だからこそそこに存在する在りのままを肯定して、堕落するならすれば良かろうみたいなエッセイが書けたのかな、など。そういう意味では楽観的というか理想的にも見えるし、時代の転換期にあって覚悟を決めた者の決起にも見えるか。
- 作者: 坂口安吾
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1957/05
- メディア: 文庫
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