金哲彦 『からだが変わる体幹ウォーキング』

 ランニングコーチであるところの著者が書いたウォーキングの本。その、普通にランニングを教える時に「立つ」→「歩く」→「走る」という段階を踏むらしく、そういう意味ではウォーキングにも一家言あるよ、というのが著者のスタンスかな。現代人が手軽に始められる運動としてのウォーキングの効能と注意点が半分、もう半分がこのタイトルにある体幹ウォーキングの話。まあこの著者の名前と「体幹」という言葉がある程度セットになって各所で有名になってるところがあるので、このタイトルで出てる本を金出して買った身としては、もう少し後者よりの話の分量が増えててもいいかなという気持ちはあるけど。でもまあ書いてある、体幹を意識した立ち方歩き方の話は結構参考になったかな、まだ試してないけど。個人的には、普段使いしてるカバンが重いせいでここ数年腰が前に出た姿勢になってるのを明確に自覚できたし。図もふんだんに使われてて、まあ一人で鏡を見てこっそりという読み方も十分できる本でしたな。

新書466からだが変わる体幹ウォーキング (平凡社新書)

新書466からだが変わる体幹ウォーキング (平凡社新書)