クレイトン・クリステンセン 『イノベーションのジレンマ』
イノベーションを持続的イノベーションと破壊的イノベーションに分けて、大企業が破壊的イノベーションに食われる様を説明した本。やったら論理的に進むし中身も普通に読んでて面白かったけど、いくら名著とはいえまあビジネス本、しかも資源分配を左右できるような地位の人向けで、あんまり今読んで役に立つという感じではないか。組織論として読めばそれはそれで、なんだけど。「何が駄目だったから失敗したのか」ではなく「何が原因で失敗したのか」を書くというか、その辺が結果論に終わらない鋭い分析と筆致なんだろうな。
イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)
- 作者: クレイトン・クリステンセン,玉田俊平太,伊豆原弓
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2011/12/20
- メディア: 単行本
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