三島由紀夫 『金閣寺』

基本的には二項対立を連続して丁寧に美意識と心理の変化を描写していく。美意識が取りざたされるだけあって、風景描写の精緻さが凄い。ほんとにこれに書かれた金閣寺は綺麗だな。ここまで描写できたら一生妄想の中で暮らしていけないもんだろうか。というのは三島的には一番間違った読み方なんだろうな。知らんけど。

金閣寺 (新潮文庫)

金閣寺 (新潮文庫)