幸田文 『みそっかす』

幼少期の両親親戚との思い出を、父が亡くなった直後に思い返した随筆集。幼い頃の単純でダイレクトな心境と並べて、年経てから省みその頃の両親の教えが結局どう生きたのか、その道徳心の強さと雅で知られる著者がどのように育ったのかが書かれていて、すごく面白い。

みそっかす (岩波文庫 緑 104-1)

みそっかす (岩波文庫 緑 104-1)