高田貴久 『ロジカル・プレゼンテーション』

平易な言葉で書かれた、提案というものを通すための技術書。なんといってもわかりやすかったのが良かったかな。提案という目標に対して、基礎的な考え方から会議設定、資料の作り方の流れまで一通り書いてあるので、自分が足りないところを確かめる程度の読み方でいいんじゃないか。

個人的に愚痴っておくと、学生実験の発表でめんどくさいのは、それを聞く教授が俺の実験が成功してようと失敗してようと知ったこっちゃないことなんだよね。究極的には利害が一致してないから聞く時の温度がわからない。将来の練習というお題目でやらされるんだけど、聞く側にメリットがあるような成果なんて出てねえし、そもそもそういう会議設定の場はそっちが設定するのに喋るのは俺って、っていうんで本当によくわからないままぐだぐだですよ。酷い時には実験班ごとに順位付けたりするからね。場を設定してくれるんだったら何をさせたいのかをもっと明確にしてくれと思うんだけど。