レイモンド・カーヴァー 『夜になると鮭は…』

現代アメリカの短編作家の短編集。わりと昔の村上春樹訳がかなりしっくりくる、流されるばかりの日常の閉塞感と、それを短編として切り取った時の余韻が残る本。読んでても決して楽しいわけじゃないけど、まあどうしようもないよな、という心地よい距離感的な何か。
夜になると鮭は… (中公文庫)