爆笑問題+福岡伸一 『爆笑問題のニッポンの教養11 生物が生物である理由』

生物と無生物のあいだ』の話を掻い摘むのかと思いきや、科学と宗教の違いを単なる言葉の違いとしてみるとか、エントロピーの話からの宇宙永劫回帰論などというメタ科学の話にも突っ込んでってって、ふうんという感じ。俺はこの「言葉の違い」ってのを公理系の違いっていう形で了解してたので、まあそんなもんか、と。太田光なんかはよく番組でも、物理の話とかを始めようとするとその前提に対して、「果たして本当にそうなのか?」と言って突っかかってくるけれど、そういう前提あるいは言語を用いようという選択が物理なんだから、物理の話をしようというときにはそういう意味で「話にならない」という言い方で切り捨てることも出来るのかな、と思っている。不誠実に見えるかもしれないけれど。
爆笑問題のニッポンの教養 生物が生物である理由 分子生物学 (爆笑問題のニッポンの教養 11)