君塚直隆 『ヴィクトリア女王』

1837年に18歳で即位、64年間も女王の座に君臨していたヴィクトリア女王の一生を書いた本。大英帝国最盛期だけあって外交に入れ込んでいく女王をエピソード中心に書いていくので、世界史を全然知らない俺でもわりと楽しめた。ただエピソード中心だとどうしても誰かに感情移入しながら読んじゃうから、世界史の参考書として読むのは難しい。固定された一つの視点からの記録としてはすごくよく書けてると思う。
ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王” (中公新書)