2009-10-14から1日間の記事一覧

支倉凍砂 『狼と香辛料 12』

狼化は使うけど舌先三寸で切り抜けるとか、パターン的にはこなれた綺麗さでそこそこ面白いんだけど、なー。P.229辺りのは自嘲なのかしらんとも思えるような。狼と香辛料〈12〉 (電撃文庫)作者: 支倉凍砂,文倉十出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発…

米澤穂信 『春季限定いちごタルト事件』

かなりラノベ寄りみたいなライトミステリ。人とか死なないしわりとキャラ読みもできるし。いや、そういうフレームに入れて読みやすくしてるだけで普通に軽く読めて面白い本だったかと。伏線の見せ方とかも上手いし。最後のそれまでのキャラ構図を拡大して小…

水瀬葉月 『C3‐シーキューブ 7』

短篇集です。血が出ません。ほのぼのです。特にいんちょーさんのが酷いです。短篇集ならでは、の。C3‐シーキューブ〈7〉 (電撃文庫)作者: 水瀬葉月,さそりがため出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2009/07/10メディア: 文庫購入: 1人 クリッ…

杉井光 『剣の女王と烙印の仔 2』

普通に面白いけど、前巻から変わらず好きになれそうな取っかかりがなあ……。音楽、オルガンの使い方はさすが、というところ。剣の女王と烙印の仔 2 (MF文庫J す 3-2)作者: 杉井光,夕仁出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2009/07/25メディア: 文庫…

杉井光 『神様のメモ帳 4』

何から何まで巧くてかっこいい。細かく挟んでる、いちいち詳しすぎるくらいの小ネタも杉井光の現代物臭全開でいいなあ、と。あとありすかわいい。神様のメモ帳〈4〉 (電撃文庫)作者: 杉井光,岸田メル出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2009/…

橋本和也 『世界平和は一家団欒のあとに 8』

一巡して美智乃と柚島さんのターン。まあこのシリーズで星弓さんちの誰かと恋人になろうとすると、一つ飛び越して家族的な位置に落ち着かないといけないからなあ、という感じ。相変わらず安牌の面白さ。世界平和は一家団欒のあとに〈8〉恋する休日 (電撃文庫…

野村美月 『“文学少女”と恋する挿話集 2』

短篇集。森と反町、あとななせ辺りがメイン。まあこの辺は恋愛至上主義者チームなのでそういう話。みんながんばれって思いました。個人的にはさくにゃんこと萩原朔太郎を取り上げて頂きたいとは思ったけど。いみじき笛は天にありですよ。あと詩は原文で読ん…

清野静 『時載りリンネ! 5』

時載り側の目的を家族というリンネ側のカタルシスに一致させて、これからの物語の下地作りとでも言うような一冊。それでも軸足を残した日常パートの、豊富な語彙が順番にぴったり嵌っていくかのような描写っつうかリンネかわいい。「まあ」とか超言われたい…