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  • 最近、俺より研究室の後輩の方が詳しい分野について文献を読み始めて、まあそれこそどの文献を読むといいのかすらその後輩に訊いてるくらいのもんなんだけど、ばーって読んで、すごいなーって思うところと、これはその後輩に訊かねばって思うところに線を引いてたんだけど、一段落して学校に行っていざ訊いてみようと思ったら、あちこちに線が引かれすぎてて何が訊きたかったのかも分からない、しまいには「なんで俺、ここに線、引いてると思う?」「さあ……?」とか言っている始末。
  • 俺は賢いので、次から反省を活かして、3色ボールペンで色を分けて線を引くことにしたのだ。あとから読み返す用に、前提条件を黒、すごいなーって思う結果を赤、後輩に訊かないとなーって思うところを青にしたのだ。後輩に持っていくときに「どうだ賢いだろう」とか言って、苦笑いされている。色分けて線を引くの、行ってた資格試験の予備校で唯一の、専門知識以外のことで学んだことだからな。
  • あと、モバマスで今開催されてるイベントの上位報酬が、俺の好きなキャラであるところの水本ゆかりなんだけど、その文献の端の方にかなり細かく課金額の計算を書いといたら(1枚取りなら24,000円突っ込めばたぶん大丈夫)、それも見つかって爆笑である。「課金したら張り付かなくても勝てるようになると思うだろ、買ったアイテムを使い切るために張り付かないといけないレベルがあるんだよ……」とか言ってる。
  • そういや1/31に出す同人の表紙を作りました。告知記事参照のことです。

 後輩2人と万博公園に行ってきたのだ。あれだ、海遊館と同じとこが運営してる、ニフレルっていう新しい水族館が何ヶ月か前にできたんだよね。そこ。そことあと近くにある、国立民族学博物館ってとこ。研究室のホワイトボードに俺が、「関西にいる間にここに行きたいから、ついでに一緒に行きたい人は言って」っていうリストを書いておいたんだけど、そのリストの一番上にあったやつ。そのリストの一番近い席に座ってる後輩がめんどくさそうな感じで、「えー、大阪まで片道1hでニフレルとみんぱくが1hずつで4時間か、飯食ってからさっと行ってさっと帰ってきますか……」とか言ってるから、「水族館は朝一に行くに限るよ! あとさすがにどっちも1時間で見終わらないと思う!」「じゃあ……1.5hずつにして……ニフレル開くのが10時だから9時出発で、それなら途中の飯も入れて3時までには帰って来れますね」とか言ってたんだけど、まあまず、当日に集合場所を雑に決めすぎて上手く集まらない、実際は片道1.5時間くらいかかる、なんてやってるうちに着いたの11時過ぎ。ぐだぐだである。

 ニフレル、水槽の1つ1つが小さくて、しかも壁に埋め込まれてるんじゃないやつで360度どっからでも見れる、なんなら上から覗き込むことができるやつ(あちこちから見ようとするとガラスの厚さで酔う)ですごく近くに見える、中の生き物もビジュアル重視で、展示の順番も生息圏ごととかで分けてるわけではない、っていうので、デザイン重視の展示だしかなりアミューズメント寄りの作りで、まあこれは水族館自体の場所からしてそうだけど、誰かとキャッキャしながら感想言い合ったりスマホで写真撮ったりしながら見るのが一番いいんだろうな、って感じの水族館でしたね。最近の水族館、真面目なとこ多いからな。そういうとこと比べると狭そうだし客近いしでストレスありそうとか、素人目には思っちゃいそうだけど。
 ドクターフィッシュに指入れるとこあるんだけど、俺が指入れたら、吸い付きの効果音が「だらららら」って感じで1回で何度も突かれる、一緒に指入れてる後輩1人に「連打感凄いね!」とか言ってるんだけど、どうにも反応が薄い。堪能してからもう1人の後輩に聞くと「なんか、cmizunaさんの方だけ、やたら1回ごとの食いつきがすごかったですよ」とか言われてる。なんだろうな、たぶん俺が末端冷え性なせいだと思うんだけど。あとはカブトガニがひっくり返ってわしゃわしゃ動いてるのが絵的にどうかしてたのと、小さいハゼかなんかで砂をいったん口に含んでから吐くやつがいるんだけど、それがかなり勢いよくて、しかも他の熱帯魚にかけてるみたいに見えるのが面白い、かな。最後に大きな部屋で、アナホリフクロウカピバラやらペリカン(でかい)を仕切りなしで飼育してる部屋があって、そこにケープペンギンの水槽もあったんだけど、水槽浅くて小さく見える(実際は古めの動物園ならこんなもんくらいだと思うけど)とこで、水槽の外もかなり明るいから水槽の中からどう見えてんのか分かんない(普通のくらい水族館だとマジックミラーみたいになって中からあんまこっち側見えないはず)けど、ペンギンが一羽、ガラスに嘴をくっつけながら外に向けて泳ごうとしてつっかえてて、まあできたての水族館だってのもあると思うけど、その姿はペンギン大好きおじさんな俺だけでなく後輩2人ともかなり見ててどんよりした。お土産屋さんのグッズデザインはかなりいい。ペンギンTシャツとマグカップ欲しかったんだけど、後輩の1人と完全にチョイスがかぶった。結局俺は、「課金もしないといけないし……引っ越し前で家にもの増やすの駄目だから……」ってマグカップだけ買ったのだ。

 そんで出てきたのが1時過ぎくらいだと思うんだけど。やっぱり1.5hでは見終わらないじゃないか。そんで、エキスポシティで飯食ってる途中でiPhoneでメールチェックしてて、cmizunaさん、「あっ……」ってなったあと、「……17時までに京都、帰れると思う?」とか言い始める。この時点で14時である。「えっと……大学まで片道1時間半かかるので、民族学博物館まで行くと、相当辛いんじゃないですかね」「なんなんですか?」「いや……なんか、事務書類で今日までに判子押さなきゃいけないやつ、あったらしくて……」いやあ……先延ばし大好きなcmizunaさん、これはうっかりしてたねえ……。というか、別に何かが嫌で先延ばしにするいつものパターンじゃなくて、なんかいつでもいいやつをたまたま曜日決めてやる習慣つけちゃってたせいとか色々あんだけど……。「取り敢えずみんぱく1時間見てから決めよう、なんなら俺だけ帰ってもいいし」一層のぐだぐだ感と共にみんぱくへ。
 みんぱく行ったよ、すごかった。オセアニアの仮面とかちょういい。葬儀用に成功な木彫りの仮面を作るんだけど、1つを残して全部焼いたり捨てたりするから残らないとか。アフリカの人形とか、何もかもがすごく良い。死んだ先祖を表す仮面とか、畏れを纏うための説得力、そこらの人の想像力を越えたとこにある何かが、ちょうビンビンくる。東南アジアの人形劇に使う人形がいっぱいあるのもとてもいい。世界各地のギターを集めてあるとこもいい。1時間しかないと思ってちょう早足なんだけど、もうずっと「すげえいい……すげえいい……」しか言わない人になってた。あと、1時間どころか、当初の見積もりの1.5時間どころか、朝一で来て夕方までいれるくらいのボリュームあった。しかもこれで改装中で半分くらい閉鎖してるのにこれという。後輩と「また来よう」とか言い合ってるけど、下手するとこっそり俺1人で来て丸一日満喫しかねない。いや……。すげえとこだったな……。研究室にある俺の行きたいとこリストは結局減らなかったけどな……。