『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! 』

 アニマスの映画版。765プロのアリーナライブということで、みんなスケジュールを合わせて合宿に行ったりもするけど、バックダンサーとして来たグリマス勢があんま上手く行かなくて、しかもうち1人が逃げ出しちゃって、みたいな話。いちおうみんな揃ってて、ことあるごとの表情はかわいい(伊織の眼鏡)(貴音の眼鏡)んだけど、映画版だからといってお祭り感はなく、むしろアニマスの終盤2話くらいの澱んだ話で、しかもあの場面での成長を見せた春香が、その強さをリーダーとして一生懸命に振り絞る話である。なんつうかな、個人的に頑張りますおばけの異常さみたいのにすごい憧れるというか、まあその後に島村卯月のあれがあったせいでその存在の異常さみたいのにみんな気付きつつあるけど、まあリーダーの仕事ってブレないところにあったりするよなあ、と思う。"夢の力"と言ったときに、夢を信じてる当の本人にとってももちろんなんだけど、周りにいる人にとっては、たかだか夢程度の実在のないもので駆動して、しかもその純粋さでブレないでいてくれるというのが助かったりして、そういう間接的な"夢の力"もあったりするという、まあ"夢"って言葉じゃなくてもいいけど、そういう実在のないものを実在するかのように見せてしかもその責任を負ってくれる人ってほんと凄いと思う。