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  • D論がちょっと増えた。10Pくらいかな。前に書いた論文の共著者たちにメールするのがなんとなく億劫で、「そうだ、あの章を書こう、メールを出すのはそれからでもいいかな……」とか言ってた章が書き上がってしまったのである。さて。
  • さて。つうかメールしたんだけどさあ。3通。事前に文面も作ってあったのを、何回も読み直して「ああ……ああ……でもいつかは出さないといけないものだから……」っつって一気に全部出してから見返したら、使ってるアンチウイルスソフトの設定がいつの間にか変わってたらしくて、勝手にメールのフッターに、自分の署名の下に「このメールは保護されたウイルスフリーのコンピューターから送信されています。」とか入ってて、どんな自己紹介だって感じになってる。嘘つき村と正直村の話みたいだ。しかもhtmlタグが直に表示されているという。いやほんと……なにこれ……。ちなみに、メール送信を先延ばしにしようって決める前後に別件で他に出したメールにはそんなの入ってないので、まあ、先延ばしにした罰(鉄槌)をパソコンに食らっている。

 前にちょっと書いたとおり、アドベントカレンダーを研究室に置いておいてあるんですよ。えー、アドベントカレンダーってもう常識に入れちゃっていいよね、クリスマスまでのカウントダウンをするために使うやつで、日付ごとに窓のついた箱状だったり、小袋が吊り下がってあったりするのを、1日1日開けていくのね。そん中にはお菓子とかが入ってて、カウントダウンが楽しくできるというものなのです。赤いビー玉が入っている日もあって、それは当たりでそれを引いた人はどこか違う世界に連れて行かれるんですけど、それと同時に他の人はその連れて行かれた人のことを忘れてしまうので、置いておくといつの間にか机が1個余るようになってたりします。嘘です。これがほんとなら、今から書くこと全部解決します。解決しないからブログで愚痴るんです。俺のブログは愚痴を書くためだけのもので、それが全世界に公開されているか、プライベートモードで俺にしか見えないかなどは些細な問題なんですよ。いいですか。「明日わたしたち日直だから、早めに学校きてね……」声に出して読んで欲しい日本語とかも脈絡なく入ったりします。読む人のことを一切考えないブログですからね。そういえば、たまに和式便所でウンコすると、自分のウンコの量にびっくりするよね。
 で、何の話だっけ。赤い雪だるまの話かな。いや、アドベントカレンダーの話じゃないかな。そうそう、アドベントカレンダーで赤いビー玉を引いて消えた人と全く同じ身長の、赤い雪だるまが翌朝現れるんだよね。そんでアドベントカレンダーなんだけど、まあ実際には最初の数日で飽きてて、その後は数日に1回くらい思い出したように開けて、そのとき周りにいる後輩(もう研究室に後輩しかいないからな)に配ったりしてるくらいの温度だったわけ。それがいつだったかな、土日挟んで月曜くらいだったかな、学校に行ったら、もう既に18日のところが開けられていて、中のお菓子が無くなってんの。なんじゃそりゃ、と思って。まあその時点で、普段から学校に来てる後輩は、アドベントカレンダーがどんなものかも、これが俺のアドベントカレンダーであることも知っているわけで、まあ俺への嫌がらせって可能性もあるけど、ほっといたってあと数ヶ月でいなくなるような無職に嫌がらせするほどめんどくさいことする人はいなさそうだし、あと俺のことを嫌う学生というかお互い嫌い合ってた学生ってのは半年前までいて、これが5年半同じ研究室にいて殆ど会話しないっていう状況そのものが面白いコンテンツ化してみんなでげらげら笑ってた経緯があるので、なんか俺を嫌ったところでそれげらげら茶化されておしまいって感じになるし、あんまり表だってそんなことをする人はいなさそう。学生同士でみんなで学食にご飯に行くんだけど、普段から、誰かちょっとタイミング合わなくて一緒に行かない日が数日続いただけで、「お、誰かが避けられているのでは」「誰ですかね」「避けられると言えばもう」「cmizunaさんじゃないですか」「やっぱ俺かあ」げらげらげらってなるからね。まあだから、嫌がらせで開けたって可能性はあんま考えなくて良さそう。
 誰かがギャグでやった可能性は、まああるかな……。もう一段階「なーんちゃって」が入ってれば、ギャグとしても成立しそうではあるよね。その開いてる日が仮に俺のD論締切日で「あ! この日が開いてるってことはcmizunaさん締切ですよ! 出して下さい! 出さないと! ああ! cmizunaさんがまた無職になっちゃった……。授業料を払わなくてもいいタイプの無職になれるはずだったのに、来年も授業料を払わなくちゃいけないタイプの無職になっちゃった……」とか誰かが言ってきたら、それは面白いから許されるよね。でも締切日、クリスマスどころか年明けだからさ。それか、その開いてある18日の箱の中に、東京ばな奈カリフォルニアロールと台湾土産のパイナップルケーキの包み紙のゴミが詰められてて「はい! 18日までに共著者にメールしないと直接来まーす!」とか言ってくるやつでも、まあ笑っちゃうだろうから許す。本来開けるべきは6日だったんだけど、なんちゃら進数で6は18ですとか、6を素因数分解してあれをこうすると18なので18を開けました、とかいう算数ギャグだった場合、俺はそういう算数ギャグや物理ギャグをわりと憎んでいる(算数という言語の親父ギャグに過ぎないのに知的ぶってるのがムカつく)ので、そんな自己申告をされても苦笑いしかしないけど、まあ意図があってやったことなら許せるかな……。いや、軽く遺恨は残るかな……。なんにせよ、そういうもう一段階がないと、開けただけのこの段階ではまだギャグとして成立してないから、むしろギャグのつもりでやったとか言われる方が腹立つな。まあだから、普段あんま、俺とかぶる時間帯に来ない人が、アドベントカレンダーのなんたるかも知らぬまま、「なんか一口サイズのお菓子がいっぱい入ってるやつ」として開けちゃった可能性が一番強そうというとこなのね。で、実際にそんなことをしそうな人はいる。まあ、いる。
 まあ、自分もアドベントカレンダーちょっと飽きてるし、共用の研究室にそこそこでっかいアドベントカレンダーを無造作に置いてる俺も俺だし、付き合わされてる後輩たちも別にそんな楽しみにしてないし、その人のいきなり18を開けちゃうその迂闊さみたいなものを「マジっすか」とは思うものの、別にその人自体に腹が立ったりとかはそんなにないわけ。アドベントカレンダーを知らないで「なんか窓がいっぱい付いてる箱があるぞ、しかも開けたら中にお菓子が入ってる、食べちゃおう」っていうセンス、一周まわってちょっと面白いでしょう。ただなんつうか、その、いったん始めたものを完璧に終わらせられないで、途中に疵が付いたことだけがものすごい腹立つのね。アドベントカレンダーを研究室に置いておくこと自体がただでさえ、そんなに後輩にウケてない上にのやつですよ。俺の意図が、俺の意図が、俺の意図が、蔑ろにされて、い、るんだ。蔑ろにされ、されても、よ、よいものだと、思われている。しかもその、傷物になったカレンダーが、このあと、25日まで、晒され続けるという、こ、こんな、屈、屈辱が。それを見つけてその辺の後輩に「ちょっと……いきなり18開いてるんだけど……」って愚痴ったときには「もう……どんなセンスだ……」くらいのアレだったんだけど、その日に家に帰ってから思い出すにつれだんだんイラッときて、「これはもう捨てちゃおう、中のお菓子だけ取り出してカレンダー捨てましょう、次に学校に行ったらこれ見よがしに捨てましょう、たいしてアドベントカレンダーを歓迎していない後輩の前で捨てましょう」と思ってたわけ。
 そんで次に学校行ったのが水曜日だったかな。タイミングを逃したまま、まあ日付が変わるくらいの時間になってたわけ。タイミングって、これ見よがしに後輩の前でカレンダーを捨てるタイミングですよ。やな先輩だな……。怒ってるアピールをされてもだな……。俺のいる部屋には俺も含めて2人の学生がまだいて、ぼちぼち今日は帰ろうかな……ってなってたところで、普段は他の部屋にいる後輩が1人この部屋を別用で訪ねてきて。用を済ませて部屋を出て行くついでに、ふとアドベントカレンダーの絵柄をいじりだして。動物がクリスマスパーティしてる絵なんだけど、謎の動物がいるだのという話で一笑いになって、なんかようやく、アドベントカレンダーを研究室に置くっていうギャグがギャグになった感じっていうのかな、げらげら笑いながらこっそり、捨てようと思ってたのをやめたのでした。なんかね。相変わらず後輩に、俺の不安定なメンタルの介護をされているような気がするよ。