カバンに突っ込んである折りたたみ傘が生乾きの悪臭を放ち続けている(6日目 青森編)

よてい
7:10 青森-(青い森鉄道)-7:57/8:02 野辺地-(大湊線)-8:58 下北駅
11:10 下北-(恐山線)-11:53 恐山菩提寺(-13:00) -(恐山線)-13:40 下北
13:54 下北-(大湊線)-13:59 大湊
14:03 大湊-(バス 脇野沢庁舎前行)-海上自衛隊前-北洋館(-16:00)
16:34 海上自衛隊前-(バス)-16:41 大湊
16:59 大湊-(大湊線)-18:00野辺地-(青い森鉄道)-18:55 青森

 しかし毎日毎日朝早いな。この日は、青森の突き出てる東側の方の半島に行きます。まずあるのは恐山ですね。

 そう、水本ゆかりは青森出身なんですよ。というか俺は4時間くらいしか寝てないのに、ゆかりを踊らせるために早起きしてるのか。まあね。これから数日経った今も俺、ゆかりが踊りながら頬赤らめたり、目を細めて笑ったりしてるの見てるだけで泣きそうになってるからね。
 まあいいや。そういうわけでまず、青森駅から青い森鉄道というのに乗って、北の方へ向かいます。

 ここに至るまでちょくちょくねぷたの展示とかあって、遠目に見ても全然大丈夫だったのが、ここで近くで見て針金の使い方を思い出して、ほんとにいきなり、「うぇっ」ってなった。

 電車で半分寝てて、モバマスと杏ときらりの夢を見てたんだよね。うつぶせで体に布団かぶったままの杏が言ってた台詞です。

 これなんだっけ。あんま化粧っ気のないけど髪の綺麗な女の子がいっぱい電車に乗ってたんだけど、その子らが降りた駅の近くにあるのが中学校じゃなくて高校で、「え、マジで」と思ったときかな。

 車内広告に、しゃ断かんって書いてあったんだよね。

 かなり苦しい駄洒落は、なぞなぞの形にすると強引に押し切れるぞ、というのを前に師匠に教わりました。……嘘です。師匠にはそんなことは教わっていません。

 さすがに車内でやってるわけではないです。
 その青い森鉄道から今度は、大湊線というのに乗り換えます。

 これが一番の目的だったので、こっから先の旅程はもうロスタイムみたいなもんです。

 ゆかりねえ、ほんと、最近声が付いてからわりと扱いがいいけど、これまでずっと、うう……って感じだったから、ほんとにデレステで動いたりオリジナルエピソードが付いたりしてんの、めちゃめちゃ嬉しいんですよね。

 これか。上に書いた予定では、8:58に下北駅に着いてから11:10のバスに乗る予定って書いてあるけど、実は9:05にも恐山行きのバスが出るから、できればそれに乗りたいと思ってたんだよね。その目論見があっさりと崩壊して、たいして興味ない駅で2時間待つことが決まった瞬間である。まあ、アイモバも回収し終わってる俺としては、大概のことは許容できちゃうんだけど。まあもちろんこの日も雨は降っています。6日連続、この旅でまだ晴れ間を見たことがないからね。

 今回のデレステでゆかりが言ってたやつ。まだ情報募集中です。できればもう1本、ゆかりのSS書きたいと思ってて、この辺りの電車乗ってる時間はずっとそのプロット考えてます。

 というわけで下北駅です。本州最北端の駅なんだっけ。まあここで2時間潰さないといけない、しかも強めの雨だからあんまりあちこち歩きたくない感じのやつ。もうすることはないよ。駅の待合室でガイドブックを読んでるね。もう数日前に行ったとこの飯屋とか確認してるもんね。かなりうんざりしている。

 この時点であと1時間あるけどね。ちなみに、ヒバの匂い袋ってのは、本当に木片がその匂いを出してるんだけど、この後に行く大湊駅で1人1袋無料で詰め放題というのをやっているから、ここで買う必要は全くない。

 この人ねー。いやはや、こんなローカルなバスの時刻表とかバス停の位置とか、俺でも調べるの結構めんどくさかったのに、非日本語話者がちゃんと調べててすげええらいのに、こんなことになって残念だったなあ。そんなこんなで2時間どうにか潰して、恐山行きのバスに乗ります。なんかあんまり音質の良くないアナウンスで一応観光案内とかが流れるんだけど、途中でいきなり民謡みたいのが朗々と流れてきてさ。俺もびっくりしてるけど、この日本語分かんなくてさっきから周りめっちゃ見たりケータイでなんか調べてる中国人の女の子、びくぅっ! ってなっちゃっててさ。そりゃびっくりするよなあ……。言葉も分かんないバスのアナウンスから、いきなり歌が流れるとは思わんよな……。しかもその後、もっかい歌が流れてきて。かなり面白かったよね。この2回目のときの、賽の河原のテーマソング、二重積んでは母のため〜って曲、この日の俺のヒットナンバーとして口ずさんでましたね。そんなこんなで恐山に着きます。めっちゃ硫黄の匂いしてる。


 あのさあ……。仏教の人、なんでこんなに怖いこと、思いつくんだろうな……っていうくらい殺伐した感じのとこです。火山の石ってぽつぽつ穴空いたりしてるじゃん、めっちゃ人骨っぽい。それを墓地とかある寺の境内に意味ありげに積んだりすんの、もうアレ。

 地面に穴が開いて、こぽこぽとお湯が沸いています。ちょっと外れたとこを触って「あつっ」ってなるくらいには地獄です。

 その、地面からこぽこぽお湯が出てるなんとか地獄とか、錆びで水が赤くなってる池の「血の池地獄」とかを歩いて回るんだけど。そこの途中の順路札が倒れてて、俺の順路がどっかの地獄を指している図。「俺はこっちか……」と思う。

 その地獄を抜けると、カルデラ湖に出て、それがこの世のものとは思えない青い色をしていることから、極楽浜とか呼ばれてて生まれ変わるとか言うんだけど、この日はもちろん雨で俺の極楽は濁りまくりの図。

 太鼓橋。罪人にはこれが細く見えて渡れないという。俺には雨で登れそうな角度に見えない。あらゆる施設が俺を地獄に送ろうとしているように見えるので、1時間くらいでさっき来たバスに乗って戻るのである。そこで一緒になったおばさんに飴をもらった。
 バスで戻って、で遅れの戻った大湊線にタイミング良く乗り継いで、大湊線の終点、下北駅に着きます。

 そんで、ここでも数分の乗継をちゃんとやって、大湊の海上自衛隊のところにある資料館、北洋館に行きます。

 そうそう、艦これはゲームの開始時期、着任時期によってサーバーが分かれてて、そのサーバーが、海軍の鎮守府とかがあった場所の名前が付いてるんですけど。それが俺は大湊警備府サーバーなんですよ。だからちょっと無理してでも来たいところだったんですね。行きのバスに、こいつも絶対艦これ組だなーと思ってたやつがいたんだけど、結局このバス停で降りたのは俺一人。ちょうど団体客がいなくなって静かに見ていられるところ、ちょくちょく担当の人が雑談をしに来るので、俺は閉館までに見切れるのか……? と思いながら応じていたら、実際見終わった頃に閉館時間の16時前になるというベストタイミング。バスが来るまでの時間として、港にいる船がよく見えるスポットを教えてもらって、そこでしばらく船を見てから、バス停に戻ります。
 あと20分くらいあるから、なんとなく、バスに追いつかれるまで自分で歩いてみようと思って。歩いても3,40分くらいのとこだし、行きのときに通った道だから分かるし。この道、なんつうのかな、海岸線に平行になってて、1本入ると海に向かって坂になってるような高台の道なのね。途中にある小学校が、ぱっと見でものすごい海の近くの崖っぷちに立ってるみたいに見えて、かなりびっくりした。結局、あとバス停2つくらいのところで追いつかれます。そのまま歩いてても電車には間に合ったろうけど。というわけで大湊駅です。ヒバの詰め放題をやってるのはここね。そのまま電車を乗り継いで青森駅。駅前でホタテ食ってホテルに帰ってデレステをやって寝ます。

 貝ひも旨かったですね。

 同僚申請をしないと曲が解放されないんですけど……。俺のセンター、N+ゆかりなので皆さまのお役には立ちません、是非断っていただきたいのですが、同僚申請を引き受けて下さる方はいらっしゃいませんか……!

さてね。