うみの杜水族館の午後にあるペンギンツアーが今でも気になっている(3日目 宮城編)

よてい
6:56 仙台-(仙石線)-7:35 松島海岸駅-(徒歩)-雄島
8:22 松島海岸-(仙石線)-8:42 中野栄-(8:45 シャトルバス)-9:00 うみの杜水族館(-12:44)
12:46 うみの杜水族館-(徒歩)-13:06 陸前高砂-(仙石線)-13:22 仙台
13:40 仙台-(るーぷる: 市内観光巡回バス)-14:02 仙台城跡(-15:02)
15:02 仙台城跡-(るーぷる)-15:23 大崎八幡宮(-16:23)
16:23 大崎八幡宮-(るーぷる)-16:50 仙台
16:55 仙台-(仙石線)-16:59 宮城野原-koboスタ

 まあこの日も早起きですし、この日も雨です。朝早くに仙台から海沿いを北へ、松島に行きます。実際これもアイモバの回収の為なのでたいして観光がしたいわけでもなく、一応水族館が開くまでに回収できそうだから、くらいの感じで行ってます。一応、駅から一番近い、渡れる島であるところの雄島に行ってみようというとこですね。

 京都は最近、外国人観光客ばっかで、もう修学旅行生とか来なくてもやってけるんじゃないかという気がしてきます。いやほんと、京都は最近特に観光周り、色んな観光表示が分かりやすくなってるので、外からの観光客、来た方がいいと思うんですけど。

 5月くらいまで、松島にマリンピア水族館っていう、かなり古い水族館があったんですね。それがまあ移転に近い形でできたのが、この後に行くうみの杜水族館です。この行ったときは朝早かったのでアレだったんですけど、仙台に戻るときにもっかい見たら、廃墟とかではなくて、中でもう解体をちゃんとやってるんだね。


 そっから

 これを抜けて

 あれを渡ります。

 雄島、これは芭蕉と一緒に旅した曽良の句だといわれている「松島や鶴に身をかれほとゝぎす」で有名らしいですよ。

 鶴でもホトトギスでもない。

 ちなみに雨はこんな感じです。反省を活かして傘をさしています。地面が真っ赤なのが松っぽいですよね。


 遠くに見えるのが福浦島。

 しかしこう雨が降って曇っていると、何も絶景の要素はないね。この辺りを見たところで駅に戻って、そのうみの杜水族館へ向かいます。

 これはアレだ、その仙台に戻る途中の塩釜港の道路に植わさってる街路樹が、どれも若くて同じ高さだなーと思ったんだよね。
 そんで、中野栄駅に着いて、そっから水族館までのシャトルバスがタイミング微妙だったんだけど間に合って、開場列に並びました。

 開場してすぐバックヤードツアーの申込して、そっからぼんやり見始めました。

 開幕即は現地名物でもあるホヤ。

 悪そう。

 ここの群泳はイワシだったかな。


 絵画っぽくてよい。

 愛嬌ありすぎ。

 銀ザケが銀色に光りすぎてて、後ろの照明とか人とか映ってる。

 そんなに入りたがらなくても。


 海馬くるくる。

 こいつが水槽の隅で、こうやって背を丸めて、ひたすら自分の腹つうか脚の毛繕いみたいなことをわしゃわしゃと、えんえんやってて。なんか部屋の隅に座ってひたすらオナニーしてるみたいで、俺自身を見ているかのようで見ててかなり恥ずかしくなった。

 というわけで、飼育員に抱きかかえられて台車に乗せられるペンギン氏の尻を撫でる名誉に与るのであった。水を弾くキュッキュッっていう感じもするし、羽毛って感じもする、実にペンギン氏であった。

 たぶんキングペンギン氏の足。この日はペンギン氏の足がやたら気になってずっと見てたのだ。

 若鳥かな。換毛。

 というわけで、ぼんやりペンギン氏を見てたらバックヤードツアーの時間になったので行きます。さっきのホヤの水槽なんかを、説明つきで上から見ることができます。イロワケイルカの水槽を上から見ると、あいつらが水面に上がったときの呼吸音が聞こえます。大水槽のイワシに餌をばらまくと、水面にばしゃばしゃと飛び上がってくる銀色に光ったイワシが見えます。餌を作ってるとことかも観れます。良かった。終わった後は続きを観ます。

 ウィーディ・シードラゴン。流されてる感じがわりといい。

 亀の中身。この日の俺は本格的に足ブームが来ている。

 例のイロワケイルカです。水槽のガラス越しには呼吸音は聞こえません。

 あるんですよ。フードコート前にでかい水槽があって、それは上の階の海獣コーナーから続いてるんですよ。まあ、ただ深さ的に、キングペンギン氏以外の種類はなかなかこの深さまで潜ってこないし、そこまでずっとペンギン氏を観れるわけではないんですけど。でもとても良いです。他だと何かな、マルメタピオカガエルってのの形がすげえ良かったです。ググってみてね。
 そこで相当ぼんやりしてから、予定通りの時間に駅に戻ろうとするんですけど、間違って朝に使った方の中野栄駅に歩いてっちゃうんですね。本当に行きたかった陸前高砂駅とそこまで距離は変わらないんですけど、仙台に上る電車が着くのが数分早いのと、あとなんかの高校の最寄り駅らしくて、ちょうどその昼過ぎで下校してるらしいんですけど、券売機の前でわちゃわちゃやってる高校生に阻まれて電車を1本逃すという。俺はsuicaの補給をしたかっただけなんだけどな……。自分の通ってる高校の最寄り駅で、今更何を券売機の前でもたもたする要素があるんだ……。仙台の観光はそこまで時間がシビアではないものの、使おうと思ってる観光バスのるーぷるってのがわりと早い時間でなくなるので、ちょっと急ぎたいんだよな……。ただでさえるーぷる、20分に1本しかないんだけど……。

 というわけで、更にるーぷるの乗場を間違えて1本逃しています。一応バス停は調べてあったんだけど、そもそも仙台駅前のバスターミナルって、運行会社ごとにいくつか分かれてる上に、それを行き来するには1度、階段を上り下りしないといけないのね。そんで、るーぷるのwebページで調べられる「バス停の位置」図には、その運行会社の島の中でのバス停の位置しか描いてなくて、そもそも降りる島を間違えると探しようがない。るーぷるの乗り場に付いてる番号が15-3っていうんだ。この15-3っていうのが15と16の間っていう意味だから、9〜16の島に降りればいいっていうの、何の説明もなくて普通分かる? まあいいんだけどさあ……。とにかく、20分待って青葉城へ行きます。1日乗車券を買うときに「もう16時に出るのが最終ですけど、1日乗車券でいいですか?」とか訊かれて「(あのもちゃもちゃ高校生とこの分かりにくい表示のせいですけどねえ……!)はい」とか答えてるけど。


 あのさあ、青葉城、あの有名な銅像以外、なんもないじゃん。山の上で仙台市が一望できるっつって、だから今回のこの旅行、基本的にずっと雨降ってるから、そういう眺望系は全部終わってんの。一応資料館みたいのも見たけど、あんま覚えてないなあ。もうちょっと石垣推せばいいのに。

 もっかいるーぷるに乗って青葉山を下ります。このるーぷるのコースに、東北大の理学部資料館みたいのもバス停に入ってるのね。そんで、前にも言ったけど、ちょうど後輩が東北大に研究会で出張で来てるはずなんだよね。片や将来有望な学生が仕事の一環として出張にいらしてる、片や無職が無職の現実逃避にゲーム内のアイドルのご機嫌伺いで平日もクソもなく1週間の旅行じゃん、そんなの絶対会いたくないと思ってて。もう、仙台に着いたときからちょっとびくびくしてるよね。牛タン食っててもね。結局会わずにすみました。そんで山を下りてるーぷるで次に行くのが、国宝、大崎八幡宮ですね。


 きらびやかですねえ。戦国時代っぽいのもむべなるかな、これも伊達政宗ゆかりの地でもあるらしいんだけど、しかしここに限らず、仙台の人、伊達政宗のこと好きすぎでしょ。
 更にるーぷるに乗って仙台駅に戻ります。結局3回乗れたから1日乗車券の元は取れてるね。まあ雨はやんでなくて、この辺りで朝から何回も、野球中止のお知らせが出てないか調べてんだよね。まあ今年、かなり終盤の日程が厳しいってこともあるんだけど、いやあ、やらんだろう……っていう感じの天気。そんでも、中止のアナウンスが出ないから、半分呆れながら球場に行きますわ。外見の写真撮って、あと一応球場グルメのホットドッグ買ったらもう帰りたいわけ。でも中止じゃないからさあ。チケットもちゃんと発行できてるし。正確に言うと、なんか予約引取用のバーコードで発行させるための機械があるんだけど、誰もそれをうまく操作できていない(見た目ぜったいタッチパネルみたいな形してるのに、実は下の方に置いてあるマウスで操作する)という、なんか色んなもの置いてきぼりの楽天っぽい感じはビンビン味わった上に、俺に至っては「発行します」って機械に表示されたのに印刷されなくてぼんやり待ってたら係員の人に「あの、できましたか?」って訊かれて「いや、発行しますとは出たんですけど、え、今どっかからチケット、出てきたんですか?」とか逆に訊いてる。結局発行はされてなくて、一からやり直したんだけど。なんかね。

 ほんとにさっさと中止にして、中止時恒例の、ベースを覆ってるブルーシートに誰かがヘッドスライディングするやつやってもう帰ろう、と思っているみずなさんですね。

 というわけでようやく気が付く、俺の中で仙台にヨドバシのイメージが強い理由。いつも中継のときに映る、バックネットにヨドバシの配送料無料の広告があるからだった。

 この雨の中、ヘソ出しで笑顔を絶やさずに踊るチアリーダーが本当にえらかった。


 というわけで、koboスタは1塁側がビジターなので、ほんとロッテベンチの真上の、値段の割にすごくいい席だったんですよ。それなのに帰りたがってるような雨なんですけどね。俺の周りの席は、近くの企業が抑えてるシーズンシートっぽいんだけど、しかしシーズンシートの客はこんな日に来ないわけで、わりと空いてるってのもあって、折りたたみ傘に隠れるようにして試合を観ました。まあ現金なもので、初回にロッテが先制すると「始めちゃったんだから5回まではやろう」って思うね。ちなみにグッズショップに雨合羽とか売ってるんだけど、全部楽天のチームカラーのやつなんだよね。せめて透明のが売っていれば……。というか、家に帰ってから荷物整理してて気が付いたけど、俺、今回のスーツケースの中に、千葉ロッテロゴの入ったビニールのレインコート、持って行ってた。全然忘れてたけど、これさえあれば俺は羽黒山でもkoboスタでも濡れずに済んだのでは……!

 どっちかっていうと、次のクルーズの方が嫌そうだったかな。

 1→2塁のタッチアップだったかな。しかし藤田プロ、ふらふらと上がったフライを追いかけてほんとにライトまで取りに行ってたりと、この日の守備がすごかった。

 ロッテの1塁コーチね。とりあえず5回までさっさと終わらせようという気持ち。

 せっかく切りの良いタイミングだったのに。また6回くらいから雨は強くなります。

 センターの深いフライ、2塁ランナーの岡田がハーフウェイで待機して、フライ捕られてから帰塁して更にタッチアップするという変態走塁。しかし後続が藤田プロのファインプレイに阻まれるのだ。

 ヤケクソな感想。

 かちました。
 そんでホテルに戻るんですけど。この日のホテルを出るときに、フロントにクリーニングを頼んだんですよ。あの、ビジネスホテルにクリーニングってよくありますけど、あれが出張してきた人のスーツ用であることくらい俺も知っています。だけれど、だけれどさすがにここまでの2日間で色んな服が濡れてるから、ここでクリーニングできればと思って。でもお高いんでしょう? と思って、パーカーとジーンズを朝にフロントに出しておいたんですよ。2人いるフロントのうち、受け取った方は戸惑った顔して、もう片方が「まあ、多分大丈夫ですよ」って言ってたから「やっぱ……パーカーとジーンズ出すものではないよなあ……」って思ってはいたんですよ。そんで野球終わってからホテルに戻ってフロントに聞いてみると、えー、クリーニング屋が今日は営業してなかったらしいと。まあ、そういう言い方をしますか、という感じね。なんかフロントの人が頭を下げているけれど、俺はいつもの、どうせ嘘だから怒りはしないけどって顔で受け取りますよね。「どうしても必要であれば、近くのコインランドリーまで走りますけど」とか言ってるんだ。これ、そういうパーカーとかはそっち行っててめえで勝手にやれって意味でしょう? 部屋に戻って飯食ってから、コインランドリーに行きました。たぶん、日本国内でコインランドリー使ったの初めてだと思う。コインランドリーにドカベンの、大甲子園編とプロ野球編とスーパースターズ編のそれぞれ8巻だけ置いてあって、途中で入ってきたヤンキーっぽい人に目を合わせないようにしながら読んでた。