-150605

  • この前受けたという資格試験の1次試験ってのはマークシートなんだけど、問題文が各問5つずつ○×で判断するやつで、そんで正しいのは(間違ってるのは)どれか、っていう訊き方をする問題と、正しいのはいくつあるかっていう訊き方をする問題の2種類があるのね。まあある程度分かってくると、5つあるうち本当に悩むのは1つか2つなので、消去法でいけたり、明らかに答えとして正しいのが分かれば他のは分かんなくてもいける"どれか"式の方が簡単で、5つあるうち1つでも間違えると4つ合ってても駄目な"いくつ"式の方が難しいとされているんだ。ここ数年は"いくつ"式が増えてきて難しくなってきたっていわれてるけど、こないだ受けたやつはまた"どれか"式が増えて良かったねという話だったんだけど。
  • そんで、予備校も何回か授業をやったのでそろそろ演習が始まるんだけど。まあ半年やってきて、一応こないだの試験では受かっててもおかしくはないくらいの点数をとってて、それが演習の初めの始め、基本のところを"どれか"式で訊かれて、さすがに間違わねえだろ……と思って受けてたら、1問目の1つ目の問題で間違えて、結構びっくりした。あまり勘違いをするものではないな。
  • まあその予備校、土曜の朝10時から20:30まで実質9hやって、その後に懇親会の飲み会とかやってんだけど。あれだね、普通の社会人とやる飲み会って多分初めて(研究者とは)なんだけど、飲み放題と一緒に出てくるどうでもいい揚げ物料理とかどうでもいい締めのロールケーキが余ってても、社会人は気にせず席を立てるね。俺、なんかひたすら一人で軟骨唐揚げかじってた。不味くないと思うんだけどな。そこの話の流れで、実は先にちょっと勉強を始めてて、この前の週の資格試験も一応受けたししかも下手すると通ってる、という話をしてしまったのだ。学生風情がこんなあんま舐めたことしてるのもあんまりなあ、なんて思ってて、積極的には言わないようにしてたんだけど、まあ結果的にはよりアレだね。こういうのでこんな感じになるの、大学の名前で慣れてんだけどさ。
  • そんでなんだかんだ、受けに行くかどうかすら悩んでた1ヶ月後の2次試験、論文試験なんだけど、それの過去問集をもらった。もう写経して書き方を覚えるしかないんだけど、なんだかねえ。

 知り合いと一緒に、水曜に甲子園にロッテ見に行ってきました。甲子園のロッテ戦、レフトのビジター応援席ってちょっと有名で、まあ甲子園の黄色いメガホン持った観客席の一角だけ、黒い服を着た人たちに染まるんだけど、そこね。その一緒に行った人は、取り敢えず甲子園にプロ野球を見に行きたいってだけで、別にロッテファンでも何でもないんだけど、そんな人をいきなりそんなコアなところに連れて行くという無茶苦茶さね。「じゃあこれを羽織って」なんつって、10年前にファンクラブ特典でもらったレプリカユニフォームをその人に貸してだよ。攻撃中はずっと立ってて、見よう見まねで周りのファンと一緒に手拍子をさせるという鬼畜さね。まあ隣の俺も、外野席でそういう風に応援するのなんか10年ぶりなんだけど。
 まあ序盤から酷い試合で、6回が終わる頃には0-8で負けてんだよ。そして相手のピッチャーは藤浪、今やセリーグを代表する本格派、この6回まで32イニング連続無失点、球数的には藤浪なら全然完封もありえるペース、もうロッテの外国人もやる気ねえ三振してたり、根元はどうでもいいファールフライを落として、その打ち直しでタイムリーを打たれてたりするわけ。俺はいいよ、最初は「へー、イデウンってこんな平均球速出るんだー」からだんだん内容が悪くなるにつれ「なんで1塁空いててノースリーからストライクを投げるんだよ……」みたいな、まあ普段一人で見てるから口に出てないだけの単なる愚痴を垂れ流してるだけの人になって、最終的には「いやはや」と「参りましたねえ」を打たれるたびに交互に言う人になってたから。11年前に札幌ドームで見たミンチー大炎上2-20の試合に比べればマシだから。敗戦処理のピッチャーがいっぱい見れて嬉しいなあと思っているから。まあ一緒に行った人は気を遣うよね。「俺はこういうクソ試合でも最後まで観れるけど、帰りたい?」「え、いや、大丈夫です」「じゃあまあ、10時とかになったらちょっと考えるか」なんつってさ。もうこの時点で俺の楽しみなんか、せめて1点だ、点が入った時に外野席だとハイタッチをするはずだから、それで近くの女の子とハイタッチをしたいなあ、しかないですよ。ほんと、ここ10年で野球見に来る女の子、増えたよね。
 そしたら7回だよ、ロッテ、8点とって追いついてやんの。びっくりした。あれよあれよとヒットが続いて、3点差になって、ランナーが2人いてバッターは今江、まさかここでホームランが出ればぴったり同点になることはみんな分かってるけど、もう誰もそんなことは口に出さない感じ、それで打球がこっちのほう、センターに上がって、息を飲む一瞬、風にふらっと揺れたみたいな一伸びでフェンスを越えた瞬間の大騒ぎ、いやあ、すごかった。
 実際は反撃はここまでで、延長になって相手の攻撃で1死満塁で鳥谷、もうこいつはこういう場面で絶対仕事をするよ、というとこで、投げた球を逆らわずにレフトに犠牲フライを打ち上げてサヨナラ、という、まあ「そうだよねえ……」としか言いようがない結果(22時半)を見届けて京都まで戻ってきました。次の日も同じ人と下鴨神社にふらふら歩いて行って一緒に御朱印を貰ったりしているね。なんか、やっと久々どうでもいい時間を過ごしてんなあという開放感に満ちた2日間でありました。これねえ、どうでもよすぎても駄目なんだよねえ。色々あるやりたいことの中から選んでちょっと重たい腰を上げた後の達成感がね。