工画堂スタジオ 『スマイル☆シューター 〜ふぁーすと☆ちけっと〜』

 パチスロメーカーの山佐が展開してるアイドルユニットものの、一般音ゲー。学会の会場近くでシュリンクも切ってないやつが大量に50円で売ってたらしくて、お土産に後輩にもらった。その、デビューしたてのアイドルユニットが1週間後のライブに向けて、波瀾万丈ありながら練習したり、という2,3時間くらいのストーリーの間に、キーボードでやる音ゲーが挟まる感じ。ストーリーはまあ、よくあるコテコテのエロゲ文体で、それっぽいことを物語の文法でなぞっていて、別に読んでてストレスを覚えるようなものではない。
 まあそれより、音ゲーパートの方が、ちょっとびっくりするんだよね。全然知らないアイドルものの音ゲーの序盤で、初めて聞く曲のキックとスネアやらされると思わないじゃん。せめてメロディパートだろ、アイドルソングだぞ。よくあるアイドル曲のかなり速いBPMに合わせてキーボードのKとDを連打する(判定も合ってんのかどうか分かんない)んだけど、もう「何これ」って感じだよ。他の曲もギターリフのKの連打とかあるしさ。主旋律以外のあらゆるパート(リズム隊多め)をたらい回しにされる、キーボードでやるバンブラ、みたいのを想像してくれたらいいかな。操作性は全然違うけど。デジタルサウンドで音歪めてるせいで、自分が鳴らしてる音がちゃんとしたタイミングで鳴ってんのか分かんないのとかあるし、あとその押すキーも、流れてくる音符に「K」とか「L」とか書いてあるんだけど、つうかこのゲーム、フルスクリーンでやると、ありとあらゆる絵がジャギジャギで、すごい勢いで流れてくる音符に「これKか?」っていう認識をするのがまず難しい。普段の日本語タッチタイプやっててDとかKだと思ってキー押してないだろ。
 まあ慣れると、音符に付いてる色の意味が分かる(人さし指〜小指に対応してるんだけど、左手と右手で同じ指に同じ色使ってて、音の高低に対する色の階調が右と左で逆でぐちゃぐちゃ)し、五線譜のこの高さに来る音はこの指ってことも段々分かってくるんだけど、もういきなり最初の曲のノーマルモードで5回くらいやり直したけど駄目で、結局イージーモードでやったね。あんま普通の音ゲーではないと思うけど、まあ、こういう音ゲーがやりたきゃバンブラ買うよな。