フィリップ・K・ディック 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
そのタイトルでも、あるいは『ブレードランナー』の原作としても超有名なSF。SFとして使われてるギミックは、感情操作器械とかアンドロイドとか惑星移住とか、SFにありがちなものなんだけど、それを組み合わせて1つの世界を作り上げる力と、さらにその世界の上にちゃんと生きてる人間/アンドロイドを乗せて、書きたいことを書いている筆力がすさまじい。人間であること、人間的であること、アンドロイドでないこと、というのは同じかね。人間であるという共通項に身を収めること、とか。
- 作者: フィリップ・K・ディック,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/08/01
- メディア: Kindle版
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