カイザー・ファング『ヤバい統計学』

 統計学そのものというより、その学際的な結果と、普通の人の直感とのコンフリクトについて語られた本。そして現実的なソリューションとしては、直感に見合う方がとられたりする、ところに無力感がある。原文の口調は知らないけど、アメリカでのあるある事象について、そういう直感と外れた結論を、しれっとシニカルな反語で言ってくるので、たまに「え、そういう話か?」って思って読み返すと皮肉だったりして、まあ緊張感はあるよね。

ヤバい統計学

ヤバい統計学