『超エロゲー ハードコア』

 ここ数年のエロゲのレビュー集と、あとは業界人たちのインタビュー集。レビューの方は、なんというかイロモノ枠のエロゲを多く取り上げて、基本はそのブッ飛び方を楽しむような筆致なんだけど、そこが時折、揶揄の筆致になってしまってなんだか昔のテキストサイト的なギャグセンスになって読みづらいのと、あるいは、そのイロモノをネタ的にとらえる視点と、インタビューの中で虚淵が語る「大人のものとして隠れるべきだったエロゲ」とか、bambooが語る「大作指向になってしまったエロゲ」との間、そもそもそうやって真剣に業界を憂う温度にズレがあるような気もする。レビューの方でやってみたくなったのは『かたわ少女』くらいかなー。まあインタビュイーの名前見て興味が湧けば。

超エロゲー ハードコア

超エロゲー ハードコア