せっかく小説書いて落ち着けたのに、また一から嫌いになり直してる。

 札幌の実家、行ってきました。31日の本当に日付が変わる寸前くらいに実家について、そこで1日くらい過ごしてから、今度は父方の実家がある函館へ、父親の運転する車に乗って一泊二日。函館、もう六年ぶりくらいですかね。なんか、ブログを始める寸前くらいに一回行って、なんか岩山ふもとの温泉に連れてかれた時に「こういう時のことをどっかに書いておきたい」って思った覚えがあるんですけど。それが今は「ブログとか書いても怒られるばっかやし」になっている。人に見せてるのが間違いなんだろ。
 まあしかし、いくら同じ北海道だからって、札幌から函館、ついでで行ける距離ではないわけ。冬場の雪だらけの道を必死で走って、車で五時間半かかるからね。深夜バスかよ。まあそれでも、なんか祖父の容態が去年の春くらいからだいぶ悪いらしいってんで、まあ行きますわな。それがさあ、「一時は悪かったけど最近は落ち着いてる」って聞いてたのに、俺からすればびっくりするくらい悪く見えるわけ。まず道中で父親と先方の親戚との電話を盗み聞きするに、まだ入院してるらしいってのに軽く驚きはしたんだけど、着いてみたらこれが、全然喋れるどころの話ではないんだ。喉から何から色んなところに管が刺さってるし、そもそも調子が悪いと目を開けてられないらしいし。
 それがさ、ちょくちょく来てる父親と、向こうで世話してくれてる親戚は「ほらおじいちゃん、cmizunaちゃんが来てるから、起きて」「ははは、夢心地だね、眠いか」「起きれないねー」「ははは」って普通に笑い飛ばしてるんだ。俺からしてみたらだいぶ笑えない感じなんだよ。それで父方の実家に行ったら行ったで、祖母は何回も「こうやって孫たちがみんな来てくれて、幸せなじいさんだ〜」って笑ってて、なんか、「ちょ、ちょっと、君ら、え、死ぬとこまでは、いいの?」ってすげえ戸惑って。そりゃまあ、一年近く具合悪かったら、俺の知らない苦労がいっぱいあって、そういうのを全部一周した後のこの状態なんだろうけど、しかしえらいシュールなことになってるつうか、かなりビビった。その夜、みんなで寿司とか食ったしな。〆鯖、うめえでやんの。
 あとは実家で、延々と胃もたれしてたかな。なんかねえ、正月だから餅を一杯食って太る、とかそういうレベルじゃないんだ。なんであの家に実質三日しかいなかったのに、昼飯後に胃薬を飲み、寝たふりをして夕飯を飛ばしたりと工夫を凝らしているのか。朝飯後に胃もたれで横になりながら「今日は家でゆっくりお仕事をさせて下さい」って言ってるのに、昼に無理矢理韓国焼肉屋に連れてかれるからね。俺って普段からよく「飯に金と時間使うの、オッサンくさくて超だせえし、レストランの名前に詳しくなったりするのもしゃらくせえ」って言いますけど、大体これが理由ですね。もうしばらく実家には近寄るまい。