雨に刻め、足首の脈動。

 昨日まで俺、実家に帰省してましたけど、これがびっくりするくらいタイミングが悪くてね。まあ大事な研究会に出損ねるわ、菓子折を持っていくタイミングを逃すわ、そして、百万単位の金がかかった書類の締切が間に合わなくなりかけるわの大騒ぎなわけ。「cmizunaさんて、すぐに書類とか発表会とか、お金で換算したがるよね」違うって、読んでる人にわかりやすく重要性を伝えるためにそうしてるだけで、別に俺が金のことしか考えてない訳じゃないって。まあその最後のやつ、書類の締切が、俺の帰洛の一日前だったので、事務に土下座メールを送って半日だけ伸ばして貰い、指導教員にも土下座メールを送って予め書類の中身を用意してあとは判子待ちの状態にして貰って、で帰洛した次の日の午前中にごちゃごちゃ用意して出せば間に合う、みたいな状態だったのね。今日はだから、とりあえずそれを出そうと。
 ところで、丁度一年くらい前に、このブログで「amazonで長靴買った」っていう話をしたんですけど、覚えてる人、いますかね。一年前ってブログ閉じてた頃なので、そんな人は一人もいません。いたら俺の過去ログを漁る変態さんだね。結婚して下さい。「cmizunaさんて、自分のことを愛してくれる人なら、誰でも好きになるんでしょ? そういうのって、すごく気持ち悪いよね」まあね、俺、自分大好きっ子だからね。
 で、今日の午前中、結構雨降ってたの。だから、傘を差して、その長靴を履いて、あと濡れたら乳首の部分だけ透ける素材の服を着て、とぼとぼ歩いて学校に行ったわけ。スリル! まあそしたらさ、自分の印鑑を家に忘れてとりに行く、そのあと一緒に提出する修論の修正も家のPCじゃないと出来ないのを忘れてた、研究室で孤独な僕はお昼ごはんを食べられるような場所がないとかで、もう家まで何往復もしながら、ようやく書類を提出するのね。そしたらその帰り道、右足首がぐにょって言って。なんか、長靴、重いから、俺みたいな引きこもりタイプの美少女中学生には不向きだったんだね、長靴の重みに足首が耐えられなかったみたい。あの、数えで25歳にもなって「歩くのが下手」って。「ふぇぇぇ……」ってなりながら、ようやく家に着いて、そこでもう1個用事をこなしてから、また学校に行くんですよ。そう、 id:mimahune さんと会うために。
 学校まで行く途中でウンコはしたくなるし(結局待ち合わせまでにしました)、右足首は引き摺ってるしで、もう万感の思いなんだよね。まあそれで北部生協に行って待ち合わせ場所に行ったら、いましたよ、 mimahuneさん。美少女じゃなかった。えー、mimahuneさんねえ、そうねえ、沈思黙考、略してチンコが気にならない人、というか、会話中に黙ってても全然気にならないタイプの人でした。楽と言えば楽なんですけど、最近の俺、「せめて1対1の時くらい、ちゃんと相手と話そう」ブームが来ている(なんかあったらしい:過去)(なんかあるらしい:未来)(というか、会話を繋ごうとちゃんと努力してる自分みたいなのが笑える、というブーム)ので、ちょくちょく一般的な話題を振ってみたんだけど、なかなか会話に共通項が見つからないんだよね。なんかスイッチを押せれば面白いことになりそうな雰囲気はあるんだけど。mimahuneさんの恋バナとか、まだ面白いこととして消化できてなさそうな感じだったし。え、そのわりにcmizunaさん、楽しそうに「彼氏が何考えてるか分かんないって言う彼女って、どんな気持ちなんだろうなあ」とか言ってたよね。
 一応同じ大学で同じ物理を修めている身なんだけど、まあほら、mimahuneさんって物性志望の方で、一方俺としては、物性に関する知識が「アシュクロフトマーミン(教科書)の厚さ、半端ないよね!」の一ネタしかないので、それが「それ、分冊商法してる日本語訳版だけですよ」みたいな流され方をすると、もう俺に弾はないね。
 物理以外に共通する話題ねえ、毎晩眠ろうと目を閉じると耳元でハサミをチョキチョキするチョキチョキおじさんの話に関しては、俺がいまmimahuneさんのアイコンを見て思いついたやつなので、それが共通する話題だとしたら、毒電波を通じて俺がまたパクったやつということになるからねえ。"また"ってなんだよ!(そろそろオモシロに転化出来ないか試みるけど毎回失敗している図)
 あと、学食でご飯食べようってことになって。mimahuneさんにちょっと遅れてカウンターに行く途中で、研究室の後輩たちと擦れ違って。「数時間も前に研究室を出てったのにまだ学校にいて、しかも一人で飯食ってんのかよ」って思われたら嫌だなあ、そうだmimahuneさんと食堂のメニューに関して会話して、僕らのイチャつきっぷりを見せつけてやろう! と思ったんだけど、俺の前に並ぶmimahuneさんは、ご自分の天津飯が出てくるまで一度も振り返ってくれなかったので、俺も上手く話しかけられないまま、天津飯を注文したりしていました。
 結局、話題の中で一番弾んだのは、ブログの書き方に関する話題でした。はてな民として、世にはびこる、無駄な改行を繰り返すブログを許すことはならぬと断固決意した。いいか、お前のことだ!
「cmizunaさんのブログ読んで、楽しく書くって大事だなって思いました」
「まあ、楽しいってだけで好き勝手に書いてたら、いずれ怒られることになるんだけどね」
物理に関してはさっぱり先輩面をすることは出来ませんが、ブログバレで大変なことになるのに関してだけは、先輩面が出来るね。