丸戸史明 『めもらるクーク 1-3』

 あと番外編も。えっと、人気エロゲシナリオライターである丸戸が、同人流通で書いてるラノベシリーズ。2006年に1巻が出て、まあ今は年1で出るか出ないかくらい。「シュタゲ的なタイムスリップで事件解決を図るちびっこ悪魔とのラブコメ」みたいな説明になるけど、まあ実際は「事件」なんかどうでもよくて、主人公とその悪魔っこのわりといちゃいちゃ系の会話芸が、さすが丸戸と言った感じ。それに、そのタイムスリップの代償という話でしっかりいい配分で意味のあるシリアスを混ぜてくるのもさすが。まあ立ち絵がないぶん会話が続くと誰の台詞かわかりにくい(それは俺がアホなんだろ)とかはあって、小説という媒体がベストだとは思わないけど、普通に読んでて面白いですよ。まあ完全、CVは『NG恋』のトコちゃんですよね。