100618-20

  • ぎんすぱーぐ
    • 4章終了。あんまり楽しくなくなってきた。

 金曜だったかな。大学が創立記念日で休みだったので、なんか免許の更新行ってきました。まあ案内の葉書とか読むと、その更新受付会場まで行くのに2時間くらいかかるんだけどさ。とりあえず家を出て少し歩いたらバスが停まったからとりあえずそれ乗ったんだ。さてcmizunaさんと言えば「バスの回数券ってすごくクールだよね!」キャンペーンを誰からも頼まれないままに開催CHU!ですので、その時も信号待ちの隙に運転手さんに「回数券\1,000分くださいな」って言ったら、「回数券ないからトラフィカカードにして! 同じ1割引だから!」って言われてトラフィカカード渡されて。なんか、市バス用のそういうプリペイドカードがあるんですよ。これ特有の乗継割引とかあるし実際この日はそれ使ったので別にいいんですけど、その存在とか知った上で敢えての回数券ってのがクールジャパンじゃないですか。それでどんよりしながら運転席から離れて、でそしたら信号も青になったんだけど、ちょうどその交差点で、そのバスが俺の行きたい方向と違う方向に曲がったのね。「うわあ」と思って。「あんまり考えないで来たバスに乗ると大変なことになるなー」なんて。まあその次が電車への乗継なので、その乗継駅を普段使いのとこと違う駅を使えば別にリターンは利くんですけど。
 そんなこんなでその駅に行くまでにも一迷いしてから電車に乗り継いで、で、免許更新案内の葉書によると、電車を降りてからまたバスに数十分乗らなくちゃいけないんだけど、その乗り継ぐバス停を探すのにも、一迷いと言わず三迷いくらいしてるんだ。あのさ、案内葉書に「京阪中書島駅で降車、バス停中書島から22系統のバスに乗車」って書いてあって、で中書島駅で電車を降りたら駅構内に「バスターミナルこちら」って書いてあったらそっち行くじゃんか。そしたらそこのバスターミナルが、ほぼ立命何とか大学への送迎バス専用みたいな使われ方をしてて他の市バスは全然来ない、次の免許更新所行きのバスは2時間後とか書いてあってご覧なさいな、「うわあ」ってなるでしょう。10分くらい考えてその結果が、「ここはバス停:京阪中書島であってバス停:中書島ではない」とかわかるんだけどさー、もうぐだぐだもいいとこですよ。何、俺はもしかして方向音痴なの?
 まあそれで、ちゃんとバス停:中書島に行ったら20分くらいで免許更新所行きのバスが来るんだけど、これが正確に言うと免許更新所で停まるのが1時間に1本、それと、わりと近くまで行くってバスがこれも1時間に1本ってくらいであって、俺が乗ったのはその後者の方なのね。でその「わりと近く」で下りたら、なんかすげえ普通の、ちょっとした田舎町みたいなところにぽっつーんって降ろされるんだよ。なんか、近くの田んぼで鷺が餌つついてたり、わけわかんないくらいの量のケーブルみたいのが投棄されてたりする、情緒を誘うほどの田舎ではないけど土地勘無しに歩くのはどうだろう、ってくらいのとこ。まあ土地勘があろうとなかろうとこの日の俺は迷うんだろうけどさ。で、「こっちかな?」なんて歩き出した道を20mくらい行ってから「違ったね」なんて戻って、まあ今度こそ恐らく正しい方向ではあるだろうって方に歩いてったら、たしかさっきのバスで一緒だったおばさん、この人は俺みたいな一迷いを経てないので先を歩いてたんだけど、その人に追いついたところで、急にそのおばさんに声かけられてさ。「あなたも免許更新?」なんつって。「あー、そうっす」「学生さん?」「そですね」「京大?」「はあ」「やっぱり! 今日お休みだものね! 私も京大で職員やってるから知ってるのよ!」だってさ。なんというか、俺も自分のATフィールドに赤い色ついてればいいのに。関西来てからしょっちゅう思いますよ。あと、素論の院生って、恐らく生物学的には学生ってより無職に近い生き物です。少なくとも俺はそうです。まあそやって旅の道連れが出来たところで、特段会話が弾むわけでもないですな。同じ大学だからって別に話すこともないし、精々が天気くらいのもんですけど、そんな話もすぐに尽きて、最終的にはそのおばさんの独り言に近くなっていくね。まあそれが「あと8分待ってたら更新所直行のバスが来るの知ってたのに。失敗したわ」ってもう5回くらい繰り返すんですよ。あのさあ、って俺は思うわけ。あなたがその判断を「失敗」って呼ぶならさ、同じバスに乗った俺も失敗してることになるわけじゃん。いいですか、俺は別に失敗してるつもりはないんです。時間に余裕があるときに甘めに道に迷ってる感じになりながら適当にふらふらするっての、もう俺の趣味ですからね。こうやって知らないところに放り出されて歩いてるのとか超楽しいんです。それをまあ勝手に失敗失敗と……。食われろ。竜とかに。
 ま、で、更新所についたらわりとびっくりするくらい人がいて、流れ作業的に手続きを済ませて。まあ写真撮影でその流れを堰き止めたのは俺ですけどね。3回くらい撮り直しされてさ。なんかやたら「軽く顎を上げて」って言われてさ、恐る恐る顎を上げてみたら、出来上がった写真見たらすげえ顎出てるっつうかガン飛ばしてる人になってんだよ、俺。なんだよ。あと講習の話がびっくりするくらいわかりにくかったなー。あの、話の中で「数字を出す」って行為は「何かを比較する」ための手段なわけじゃん、話の中で数字がいっぱい出てくるんだけど、それが何と何を比較した数字で何を主張するために使われてるのか全然わかんないのね。いや、ヒントは出てるんだ、京都の人口と高齢者の割合、全国のそれとか口頭では言われてるんだけど、パワポで見せられてる京都の事故死者とその高齢者の割合を指しながらそれとは違う別の数字を読み上げて何かと比較しててもう何が何だか。その16って数字はどこからどこを引いた数字なのとか。それがまあ話が飛ぶに飛んで、一般人口の話をしたと思ったら高齢者の話に飛んでそっから90代以上の話に行ったと思ったら一瞬で一般に戻ったりとか、常に頭の片隅で割合の計算しながら全力で理解しに行かないと厳しいのね。いや、しんどかった。あと俺別にもう免許とった最初の3日くらいからずっと運転してないので、あんま気をつける機会とかないね。まあ、免許更新はそんなです。その講習はまあ座席指定だったんだけど、俺の後ろの席に座ってた大学生くらいの男女2人が偶然高校の同級生同士だったらしくて、めっちゃ話に花が咲いてました。何だそれ。何だそれ。何だそれ。たかが免許更新でそんな素敵イベント起こんのかリア充すげえなと思ったけど、まあよく考えたら俺も関西おばさんと運命の出会いを果たしている。しかもこっちは現在進行形で同じキャンパスライフだ。えー、免許更新は出会い系なので、みんなもちゃんと行けばいいと思います。



 土曜。前にちょっと話題にした、関/西/地/域/セ/ミ/ナ/ー/ってのがありまして。阪大でやる学生主体のセミナーで、関西周りの素論と核論の院生が集まってやるんですけど。まあさんざ行きたくない行きたくないとだだをこねておりましたが、結果的には、セミナーには聞きに行くがその後の懇親会には出ない、というところまで譲歩しました。誰に。まあしかし、このセミナーってののメインはむしろその懇親会にあるらしい、しかもその日は夜にワールドカップの日本戦があって、一緒に盛り上がってお友達を作るには絶好の舞台、だったらしいんですけどね。知ったことではない。まあそんなわけで、休憩時間にいつもの見知った京大の同級生と普通に物理と関係ないことを喋る@大阪って感じでしたね。もう家を出てすぐのバス停に、わりと親しくしている先輩がたまたま立っててそっから阪大までお供したし、帰り道も同級生の1人とそのバス停まで一緒だったし、なんかほんとに一瞬たりとも新たな環境は存在しなかったような。それ行った意味あんの? まあセミナーの中身は面白かったです。1つ1つが短かったし日本語だったし。ああ、あとそう、余剰次元がある、弦理論とかをやる人たちの間で流行ってる定番ギャグに、「君は何次元が好き?/何次元に棲んでる?」って訊くってのがあって。オタクキャラの人に「2次元」って答えさせるのが面白いらしいんだけど(すごい笑いのセンスだ。ぼくにはとてもできない)、俺に言わせれば、対象が2次元か3次元かなんかより先に時間軸のトーラス化の方がよっぽどシリアスで、何度でもあの春に音川先輩に出逢ってあの冬に結ばれて、そこからどこにも行けずに新たなセーブデータで同じ話をまた繰り返すしかないってことの方が、よっぽどオタクの業として深いと思うんだよね。ま、そんな感じです。



日曜。誕生日。プリキュア→エロゲ→録画してあったアニメ。