100111-13

  • Zwiebach 『A First Course in String Theory』
    • 23章途中まで。AdS/CFT対応の概念図みたいの見せられて「すげえ」ってなった。
  • Zwiebachゼミ
    • 水曜。22章、ブラックホールエントロピー超弦理論で解釈すると上手くいくよのとこは発表。最初に歴史的な経緯としてホーキング輻射から話し始めて、与太話的に「ファジーボールっての使うと特異点要らないらしいよ」だの「電荷つきブラックホールがAdS/CFTで強相関系になるから物性に使えますよって」だの言い始めたことによって、cmizunaさんはwikipedia臭のするあやふやな知識で喋り始めて場を一瞬にして胡散臭い空気にすることにかけては相変わらず他の追随を許さないね、っていういつものグダリ方にしました。「温度とか電荷とかどう入れんの、3本の毛とかいうやつ?」という質問に対し迂闊に名前だけ強烈な印象を持っていた「無毛定理」と口走ってしまい「無いんすか、質量とか」「え、いや、たぶん」となったりなどですな。せめて脱毛定理の名前で覚えておけば。あとは演習問題の途中にあった幾つか疑問が出ましたが「解けんもんやね」「謎が多い」という結論に。23章前半は、開弦の伝播振幅の展開と閉弦IIBの伝播振幅の対応を見るとこで妙な係数が出るけどどうしよう、計量由来でこういうものが出るかもしれない出たらいいね保留、など。自主ゼミには謎が多い。

 あ、で、このZwiebachゼミが終わった後、みんなで実験室に行きました。実験ゼミ自体は明日の朝にあって、そこでは実験に使うフィラメントを入手する為に、市販の白熱電球(前回いっぱい買ってきてある)の外側の密閉ガラスを割るところから始める予定だったんですけど、えー、メンバーの1人が昨夜、光ファイバーに耳を近づけてみたところ(最近のインターネット使用法は進歩しているなり)、光の国の光子さん(まるしー朝永振一郎)が光ファイバーの中から「誰かが電球を沢山かち割ってそのまま東国に高飛びしたらしいし!」と話しかけてくるのを聞いた(これが噂のブログシステムというやつ……)というので、まあ今日来てる実験メンバー4人、今日は1人東征中なので普段より1人少ないですけど、連れ立って惨状の現場検証と洒落込んだわけですな。


「Oh...」
「Ummm...」
「Oops...」
「Goddess...」


「幾種類かあった電球の、ワット数が高いものから順番に試そうとしたんだろうね、これ」
「おお……こんな不安定な場所に実験装置を放置しておくとは何事じゃ……」
「出しっぱのこの金槌が恐らく凶器でしょうな」
「なんか、子供が遊んだあとみたいやな……」


 ん、で、まあ、最初にドライバーを刺して穴を作ってからニッパーでガラスを割るとあっさりフィラメントが無傷で取り出せそう、ということだけ確かめて解散と相成りました。そんなですな。今んとここの実験は「力を合わせて春休みを手に入れよう」がみんなの第一目標です。そういや来週末KOTOKO@武道館観に東京行きます。科学未来館等でボクと握手。あと春休みができたら卒業旅行に城崎温泉行きたい。1人の場合は卒業旅行って言うのか?まあ。