本田直之 『レバレッジ・リーディング』

 ビジネス書の読み方についての本。\1,500の本を上手く読んで\150,000の利益を得る、ということを基礎原理にし、その基礎原理と本の買い方の説明が本の前半分を占め、残りの半分は、読んでる最中に気になった部分を抜き出して活用するメソッドの例。なんか同じことが4回ぐらい繰り返して書いてあるので、思いっきり読み流してあとはそれを実行するかどうかが問題、という扱いでいいんじゃないかと。実用型のビジネス書をいっぱい読まなくちゃいけない人にとっては「こういう読み方もあるかな」程度の提案には充分なってる。その、「本」というものに対する心構えを転回させることが前提なので、ビジネス書はさっさと全部電子書籍になっちゃえばその辺の抵抗感とか吹っ飛ぶんだろうなあ、とは思うかな。個人的には、院試前の物理の教科書の読み方とかわりと自然にこんな感じになってたけどね、というのはあるけど。

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング