CUFFS 『ワンコとリリー』

トノイケシナリオのミドルプライス。基本的に一本道ルートで、その中で正解とされる選択肢の示すもの、透子さんの絶対性、ワンコというプリミティブな投影像、そして終盤に強調される神社での会話と、箱庭的なものにおける無条件の包容を醸し出す感じはさすがトノイケ。一歩間違えればただの雰囲気ゲーになりそうなところですが。つかいつメタに持ってって恐怖に陥れるのかと戦々恐々としていましたが杞憂に終わりましたな。とにかく優しさに囲まれた世界のお話。

ワンコとリリー　通常版